埼玉有数の名サウナの一つに数えたい「ベッド&スパ」
サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 300 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。
今回のサウナ散歩は所沢駅徒歩 30 秒、「ザ・ベッド&スパ 所沢」さん。所沢エリア随一の「漢」な施設であります。
33 度の「不感湯」が内湯と露天に一つずつ!!
エレベーターで上がった3階で受付を済ますと、大浴場のある4階へ。この日は3時間の「ショート」なので、受付で有無を聞かれる館内着は無しで。
アメニティーは全部揃っている。歯磨きはチューブの歯磨き粉各種あり。浴室内にはシェービングフォーム、アカスリ用ボディータオル。
脱衣所には宿泊者用の洗濯機が並んでいる。紙コップの給水器は冷たい水と常温の水が出て、最近は「常温」がスイスイ飲みやすくていいです。
洗髪洗体後、まずは浴室中心に据え置かれている八角形のジャグジーに。体が浮き上がるほどの盛大なバイブラがボコボコと音を立てている。
これが 33 度の人肌以下の「不感湯」で、水風呂の後に入るとたまらなく気持ちいいのである。
「ぬる湯」「不感湯」と謳っているお風呂でも大概が人肌の温度くらいの 36 度・37 度前後な事が多いが、この 30 度台前半の「冷まし湯」にはなかなかお目にかかれない。そういえば、本八幡と新小岩の「レインボー」にこの冷まし湯があって、そちらも印象深かった。
「ツインオートロウリュタワーストーブ」のケロサウナは至高
サウナマットを手にサウナ室に入る。リニューアル後にツインのオートロウリュストーブとなっており、高々とサウナストーンが積み上げれらている様は壮観。
室内は座る位置によって結構温度帯が選べ、1セット目はケロサウナエリアの上段席に座る。床は石畳で、見事なケロの木材で組まれたログハウス風の空間。
12 分計1周で出るとジャグジーのぬる湯で掛け湯、「埼玉一冷たい」との水風呂へ恐る恐る入る。13.2 度の表示。水風呂の中にはこちらもストーブと同じツインの金属製の筒にぎっしりと詰め込まれた備長炭が沈めてあった。
このくらいの低水温だと肩まで 30 秒あたりが限界であった。他のお客さんを見ていると 10 秒前後で出る人が多い。
30 秒を過ぎ、そこから半身浴でさらに冷やされていると足の筋肉に不穏な痛みが・・(笑。
水風呂後、これまた新設された「カルターサウナ」の扉を開ける。名前の通り、作りはサウナ風の部屋で隅に小さな薪ストーブが置いてあるけれど、実は冷風内気浴ルームであった。
自分にはちと寒かったので、先ほどの冷まし湯ジャグジーに避難。低温調理で茹でられるチャーシューのような気分で惚ける。。
露天風呂の「寝そべり不感湯」で星を見ながらフワフワ・・
サウナと低温調理で毛穴が完全に開いて皮脂ならなんやらがまた浮き上がってきた感じもしたので、再びシャンプーを。カランのシャンプー・リンス・ボディソープは3種類置いてあって、2回目はスカルプ・シャンプーにしてみた(髪はある)。
まるで脱皮したような気分で超絶にすっきり。。
最後の3セット目は入って右手の「ヒノキエリア」の上段席で。最も高温の席だそうだが、そうでもないかな・・と思っていたら、ツインオートロウリュが始まりしばらくすると熱が籠って確実に満足できる熱さに。
後半ケロエリアに戻って計 20 分もサ室におりました。
ジャグジー前の背もたれが絶妙な角度の椅子で休憩してから露天風呂へ。こちらも 33 度の冷まし湯で、リクライニングチェアが2つ沈めてあり寝そべれるようになっている。これも珍しいナイスなアイデアで、確か名古屋の「ウェルビー」でも見たような気がする。
屋根付きの低い目隠しの隙間からは所沢の夜景、上には星が見える。毎度のことながら生き返る・・文字通りに「蘇生」したような気分であった。
埼玉を代表する良サウナの一つかと
サウナを表現する際に「ととのう」という言葉は滅茶苦茶に言い得て妙なのであるが、この頃は手垢に塗れ過ぎていてなるべく使いたくない。
でも、筆者の場合の「ととのう」って、こんな感じなのかな、と。特にこの時期には寒い外気浴よりも、熱い → 冷たい → 熱い → 冷たいを繰り返した後の不感湯に浸かってぼんやりしている時の状態がそうなのであった。
最後の〆は内湯の 40 度のジェットバスで。ライオンの頭からお湯が溢れ出している。ブロンズみのある青銅感がイイ。
そういえば、所沢は西武ライオンズのメッカで、駅に降りた瞬間から「ライオンズを応援しよう!」という圧が強い(笑。
これが大阪だとかだと、トラのバージョンもあるのだろうか。
ゲームコーナーに「大人の◯具」の UFO キャッチャーみたいなのが置いてあって、レディースデーの時にはどうするのだろうかなどと思えば、レディースデーは無い模様。どこまでも「漢」な施設であった。
なんとなく「川崎ビッグ」の「おっサウナ感」が思い起こされたりも(注:全部褒めてます)。
何にせよ、所沢エリアのみならず、埼玉県内でも有数の良施設・良サウナのひとつかと思うので、所沢方面へ立ち寄る機会があれば、是非。
お食事処のメニューもキョーレツに「男のサ飯」を意識したものが多かった。
ボリュームがまたとんでもなくて、デフォが基本大盛りで、うどんは 2.5 玉とか選べたりする。
この日は「昔ながらのナポリタン」に。旨かった。
ごちそうさまでした(^人^)
ザ・ベッド&スパ 所沢(公式サイト)
料金:ショート(3 時間)2100 円・レギュラー(10:00 〜 翌 2:00)2600 円
営業時間:24 時間営業
定休日:なし
アクセス:西武新宿線・西武池袋線「所沢駅」徒歩 30 秒
駐車場:提携駐車場 5 箇所
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そろそろサウナ雑誌から連載のオファーが来てもいいんじゃないかと(東京サウナ日記)