【北海道旭川市】鶏肉を使ったお蕎麦をなぜ「かしわそば」と呼ぶの?「そば処わらべや」のかしわそば
年をとったせいでしょうか。最近はラーメンよりお蕎麦が食べたいと思うことが多くなりました。
ところで「歳をとる」と「年をとる」どちらが正解?
ふと気になって調べたら、「歳」の音読みである「サイ・セイ」は常用ですが、訓読みの「とし」は常用外。そのため公式な文書や新聞などでは「歳を取る」は使えず、「年をとる」が正式な書き方なんだそうです。
かなり年をとった筆者ですが、まだまだ知らないことがありますね。
さて、この日お蕎麦を食べに伺ったのは、南1条20丁目にある『そば処わらべや』です。
訪問するのは4月以来でおよそ半年ぶり。筆者としては短いサイクルでのリピートです。それだけ好きなんですよね。ここのお店。
注文したのは「かしわそば」。
ここで鶏肉を使ったお蕎麦を、なぜ「かしわそば」と呼ぶのか気になりました。
最近は、スマートフォンですぐになんでも調べられるので便利ですよね。
さて、調べてみると本来の「かしわ」は、昔から日本にいた鶏の事。羽根の色が黄色く、「柏(かしわ)」の葉が紅葉したものに似ていたことから「かしわ(黄鶏)」と呼ばれるようになったそうです。
現在、一般的に食べられているブロイラー(鶏肉)の事ではありませんが、鶏肉を使ったお蕎麦を「かしわそば」と呼ばれるようになったみたいです。
しかし、東日本では鶏肉のことを「かしわ」と呼ばないそうで、では鶏肉を使ったそばを何て呼んでいるのでしょうか。なぞは深まるばかり。
そんなことを考えていると、せっかくのお蕎麦がのびてしまうので頂きましょう。
『そば処わらべや』の「かしわそば」のつゆの表面には、鶏肉から出た脂が浮いています。この脂の旨味が、かしわそばの美味しさですよね。
750円という庶民的な価格ですから、たぶん地鶏の「かしわ(黄鶏)」ではなく、外国がルーツのブロイラーのお肉でしょうが、美味しければ鶏の国籍や種類にはこだわりません。
シンプルにかけそばも美味しいですが、鶏肉の脂がだしの効いたつゆの美味しさを、さらに豊かにしてくれています。
今回はあーだこーだと余計なことを書きましたが、お蕎麦が美味しかったのは間違いありません。年内にもう1度くらいは食べに来ようかな。
【店舗情報】
店舗名:そば処わらべや
所在地:北海道旭川市南1条通20丁目1955-12
電話番号:0166-32-3735
営業時間: 10:30~15:00
定休日:月曜日、他不定休あり