タンポポの花を摘んで天ぷらにして食べてみたら意外なほど美味しかった
身近な春の草花タンポポの花で天ぷらを作って食べてみました。
タンポポの花の天ぷらは野草や山菜特有の癖もなく食べやすく万人受けする味わいです。
タンポポのミニ知識
タンポポはキク科の多年草でタンポポという呼び名はキク科タンポポ属の植物を指す総称であり、日本に自生するタンポポの仲間はカントウタンポポやシロバナタンポポ、セイヨウタンポポなど様々な種類があります。
日本に元からあった在来種と海外から移入した外来種に分けることも出来ます。
在来種か外来種かは、花の付け根の包(ほう)の部分の形を見れば簡単に見分ける事が出来ます。
包が反り返らないのはカントウタンポポなどの在来種です。
下の写真のように包が反り返るのはセイヨウタンポポなどの外来種です。
ヨーロッパが原産地の外来種セイヨウタンポポは日本の侵略的外来種ワースト100に選定されていますが、原産地のヨーロッパでは古くから食用として利用されているとの事です。
外来種、在来種ともに花は昼に開き夜は閉じます。
このようにして一つの花は数日間咲き続けます。
タンポポを食材として使う時は、外来種、在来種の差なく共に同じように利用できます。
タンポポの花で天ぷらを作る
今回は侵略的外来種ワースト100にも選定されているセイヨウタンポポの花で天ぷらを作ってみました。
タンポポの花は摘み取ると短時間で萎んでしまいます。
天ぷらにする時は花が開いていた方が出来上がりの形が綺麗になります。
そんな理由から摘んだら直ぐに天ぷらに揚げるのがベストですが、そうもいかない時もあると思います。
そんな時は蓋が出来る入れ物に入れてから冷蔵庫に入れておけば半日くらいは花が開いた状態で保存できます。
試しに半日冷蔵庫に入れておき、その後、冷蔵庫から出して見たものが下の写真です。
摘んだ直後と同じとはいきませんが、なんとか満足できる状態で保存できました。
天ぷらにする時は花の外側にだけに衣を付けるようにして揚げると花の色が活かせ綺麗に仕上がります。
高めの温度の油でカラッと揚げます。
油に入れる時は、花が上向きになって浮かぶように入れ、油に入れたら裏返したりはせず、揚げ上がるまで花には触らずに揚げると綺麗な形に仕上がります。
見た目にも春らしいタンポポの花の天ぷらが出来上がりました。
お酒のおつまみにも最高ですよ。
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