東京都台東区/元旦営業あり!浅草2024初詣後はぜひ待乳山聖天お向かいの「ごはん×カフェ までい」へ
◆浅草寺や待乳山聖天の初詣後にオススメ
今回は浅草寺の支院「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」のお向かいにある定食屋兼カフェ「ごはん×カフェ までい」をご紹介。優しい味わいの定食とスイーツが魅力で、体とじんわり一体化するような味わいが心身を癒してくれる、神社の息吹が薫るような美味しさのお店です。
「ごはん×カフェ までい」は2023年12月25(月)から31日(日)まで年末休業で、2024年の元旦から営業。正月三が日は閉まっている飲食店が多いなか、これは嬉しいですよね。待乳山聖天や浅草寺など、浅草地域の自社で初詣を済ませた後のランチに訪れてみてはいかがでしょうか。
◆穏やかな賑わいが生まれる古民家風の店内
「ごはん×カフェ までい」の店先があるのは、待乳山聖天の山門・石階段のすぐ近く。
内装は古民家のようで、木質で焦げ茶色の床や家具類、クリームホワイトの壁面が実にシック。お席は2人がけテーブルが3つと、4人テーブルが1つ。店内奥にはお座敷席もあります。
窓際席も4つあり。四季によって装いを変える待乳山聖天を、間近に眺めながらコーヒータイムも楽しめます。
アンティークな時計もオシャレですね。
この時は平日12:30に来店しましたが、店内は間も無くほぼ満席に。休日には開店前から行列ができる人気店です。
お弁当のテイクアウトもあり、店員さんがお客さんのオーダーとテイクアウトを同時にテキパキ捌いている姿には感嘆させられます。
◆しっとりと丁寧に作られた定食と甘味、大根メインのメニューもあり
店名の「までい」とは、店主さんの出身地・福島の方言で「手間暇かけて」「丁寧に」という言葉。その名の通り、主食・主菜・副菜をバランスよく配置し、素材にもこだわった、ほっこり安心する味付け・献立の定食が特徴です。
スイーツ類も甘さは控えめで「自然」「和」を感じさせるラインナップ。抹茶プリンや豆乳ぷりん、くるみゆべしなども注文可能です。お茶セットやコーヒーセットもあるのが特に嬉しいですね。
また、ここの目玉は待乳山聖天の重要な供物である大根にちなんだ「大根づくしの縁結び定食(税抜1,000円)」。この時の献立は鰤大根。「せっかくだから縁結びのご利益にあやかろうかな」と思い、こちらを注文することにしました。
なお、ランチは11:30開始ですが、食材が品切れになったメニューから終了していくので、ご注意を。休日には人気のメニューから次々と無くなっていくので、どうしても食べたい一品がある!という時はお早めに来店された方が良いかもしれません。
◆食べると体に自然と馴染み、じんわり温かさをもらえるような料理の数々
こちらが今回の「大根づくしの縁結び定食(鰤大根)」。小鉢が多く、彩りがとても豊か。野菜も多く採り入れられていて、目にもお腹にも優しい一膳です。
鰤大根の鰤は、その煮かたや味付けが本当に絶妙!油分もタレの味もクドすぎず、さりとて薄すぎず、柔らかく煮上がった鰤をよく噛んで飲み込むと、自然にスッとお腹に解けていくような感覚に浸れます。もちろんご飯との相性は抜群。
大根の方もタレの味と鰤の風味が芯まで染み込んでいて、さりとて柔らかすぎたり煮崩れたりしないジャストな食感。味わっているうちに、大根を通じて待乳山聖天のご利益まで貰えそうです。
サイドのお味噌汁にワカメと大根、小鉢の漬物も大根と、所々で大根の美味しさが光ります。漬物はしっとりした酸味・甘さの上にカレー粉のほのかなスパイシーさも加味されており、こちらも地味ながらご飯のお供になる味。
小品3種も、可愛い盛り付けの中に様々な食材が使われており、食べていて飽きさせません。サツマイモの煮付けはいちばん最後に取っておいても良いですね。
ご飯も炊き具合がちょうど良く、何も合わせずともご飯だけでも食べられそうです。おかわり一杯OKなので大食いさんでも満足。
スイーツも頂くことにしました。今回は大根アイス&お茶のセット(税抜950円)をチョイス。
大根アイスは「大根づくしの縁結び定食」と同じく、待乳山聖天の大根に由来する、このお店独自のスイーツ。食感はシャキシャキ、サクサクしており、アイスクリームというよりラクトアイスに近い印象。はちみつの仄かな甘みと大根の繊維質や風味、アイスの爽やかな冷たさが合わさり、甘味としてとても安心できる味わいです。お茶とコーヒーの両方に合いそう。
お茶は上級玉露の「雁ヶ音(かりがね)」を選択。お茶の香りがふわっと口と鼻に膨らみ、こちらもとても爽やかな気分にさせてくれます。頼めばポットにお湯の継ぎ足してもらえるのが嬉しいですね。
◆穏やかで丁寧な料理が生み出す、浅草地域の新しい風
「ごはん×カフェ までい」のお客さんの多くは浅草地域の方々。ご高齢の夫婦が「初めて来たけど、本当に美味しい!」と感激していたり、友達同士と思しきおばあちゃん達がお店を使い慣れている様子で談笑していたり。皆さん、とてもにこやかなご様子でした。
また、最近の浅草は「インスタ映え」スポットなどを求めて、若い世代の観光客も増加中。そうした人と思しきお客さんが、お店を訪れた時、窓際席でゆったり和やかな時を過ごしていました。テーブル席には中国からと思しきお客さん達が、定食の深い味わいに感激中。「ごはん×カフェ までい」のお店の中に、浅草の人々・世相の移り変わりがギュッと詰まっているような感覚にもなりそうです。
新年の初詣で浅草寺や待乳山聖天を訪れた後は、ぜひ「ごはん×カフェ までい」で最上のくつろぎ時間を味わってみてください。その名の通り「までい≒丁寧」な味わいの料理やスイーツを味わえば、新年の運気もグッと上がるかも知れませんよ!