ノコギリなの?カッターなの?【百均】キャンプやアウトドアで活躍する のこぎりカッターの活用法
薪集めをしていると、稀に太い枝を拾う事があります。
細い枝なら簡単に踏んで折る事が出来るのですが、太い枝だとなかなか折れません…
そんな時にノコギリがあれば良いのですが、折り畳み式のタイプでもソロキャンプの装備では荷物の邪魔になるんですよね。
そこで、携帯に便利なカッター式のノコギリを紹介します。
カッター式のノコギリは一見すると普通のカッターナイフですが、中の刃が鋸刃になっているのです。
『百均のカッター鋸刃』と『市販のカッター鋸刃』との切れ味も比較してみたいと思います。
百均のカッターのこぎり
上の画像は百円ショップのセリアさんのカッターのこぎりです。
そして、下の画像はダイソーさんから発売されているカッターのこぎりです。
どちらも刃のロックはダイアル式なので、ノコ刃がしっかりと固定できます。
色も形も普通のカッターナイフと変わりません。
ノコギリ刃の全長は、共に約110mmで刃渡りは約80mmです。
ただ、2つのカッターノコギリの大きな違いとして刃の形状が挙げられます。
実際に木の枝を切ってみて、切れ味が良いのは左の刃の形状をしたダイソーのカッターノコギリでした。
そして、もう一つの違いはセリアのカッターのこぎり の鋸刃の方がダイソーの鋸刃よりも厚みがある点です。
ダイソーの鋸刃はセリアのものと比べて薄く作られているので、通常のカッターナイフにセットしても使用が可能でした。
本体の刃の出口を比較すると下の写真のようになります。
カッターとしても使える
カッターのこぎり にチタンコーティング替刃をセットしてみました。
元々、カッターナイフ型なので違和感は全くありません。
このカッターのこぎり には替刃収納スペースの有無については表示されていませんでしたが、よく見るとカッターの刃が収納できそうなスペースがありました。
そこで、カッターの替刃のパッケージを利用して、収納トレーを製作します。
パッケージを替刃の大きさに合わせてハサミで切り抜いて作りました。
これで、ナイフとしてもノコギリとしても使えるようになりました。
市販のカッターのこぎり
100円ショップの「カッターのこぎり」は便利なのですが、難点は刃の切れ味。
私は以前からOLFAから発売されていた「便利のこ」という商品を使っています。
OLFAのノコ刃は百均のものよりも断然に切れ味が勝っています。
刃の厚みが薄いので通常のカッターナイフにも装着できます。
やはり便利な道具を使ってしまうと、こちらに軍配が上がってしまいますね。
下の写真は、左がダイソーの鋸刃、右がOLFAの鋸刃。
現在、OLFAの鋸刃は大判のH型しか販売されていませんが、他のメーカーでL型の汎用品が売られているようです。
「カッター L 鋸刃」と検索すれば見つけることが出来るでしょう。
枝でペグを作る
カッターのこぎり があれば落ちている枝でペグも作る事が出来ます。
まずは手ごろな枝を拾って来て、鋸刃で使いやすい長さにカットします。
そして、枝の先端を鉛筆削りの要領で尖らせると完成します。
ペグ用なので、先端は多少丸くても問題ありません。
ペグを忘れた時やテントやタープの張り綱を増やす時に便利です。
このペグを地面に打ち込めば、しっかりと張り綱を固定できます。
拾った材料なので、そのまま森に放置しても薪で燃やしてしまっても大丈夫です。
ただ、ペグの先端があまり鋭利だと子供が拾ったりすると危険なのでご注意ください。
タープポールを作る
カッターのこぎり があれば、タープポールも作れます。
ここは切れ味が優れている市販のカッターノコギリの出番です。
まず、ポールを製作する場合は鋸刃で木の枝の先端を井の字に切り込みを入れます。
縦切りなので指を切らないように要注意です。
その後、周囲に切り込みを入れるとポールの先端らしくなります。
これで、使う長さに切断すれば完成です。
タープのガイラインループに自作のタープポールの先端を差し込んで張り綱を張ります。
枝が腐っていなければ、しっかりと張り綱が張れると思います。
ただ、真っすぐに伸びた落ち枝が意外と見つかりません。
針葉樹の森なら、真っすぐの枝が落ちている確率は高いですね。
最後に
カッターのこぎり があるとキャンプでの楽しみ方が増えると思います。
鋸刃とカッター刃を揃える事で色々な場面で活躍するでしょう。
ご参考までに。