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[回顧2014]今年の重大ニュースを振り返る

写真:Action Images/アフロ

2014重大ニュースを「Yahoo!ニュース 個人」の記事で振り返る

編集部がお届けする年末企画第2弾。ソチ五輪、ブラジルW杯、STAP細胞、衆議院選挙など、多くの重大ニュースがあった2014年。Yahoo!ニュース 個人のオーサーの記事で振り返ります。

※記事は執筆当時の内容です。

◆◆1月:理研がSTAP細胞を発表◆◆

STAP細胞研究の小保方晴子博士が「研究活動に支障が出ている」と報道機関にお願い(藤代裕之)

かっぽう着の写真を撮らせ、デートやファッションというプライベートの質問を認めた、理化学研究所の広報担当はこのような騒ぎになることを想定していなかったのか、疑問が残ります。もし、メディア受けしそうなエピソードをアピールし、ニュース性を高めようとしたなら、マスメディアだけの責任というわけにもいかないでしょう…。

出典:STAP細胞研究の小保方晴子博士が「研究活動に支障が出ている」と報道機関にお願い(1月31日、藤代裕之)

◆◆2月:佐村河内氏の代作問題◆◆

「聴覚を失った現代のベートーベン」佐村河内守 なぜテレビはダマされたのか?(水島宏明)

佐村河内氏は、こうした日本人や日本のマスコミの「いい話好き」のメンタリティを利用して、多くの人に「ウケるストーリー」を作り上げ、その主人公を演じていたのである。

出典:「聴覚を失った現代のベートーベン」佐村河内守 なぜテレビはダマされたのか?(2月7日、水島宏明)

◆◆3月:袴田さん再審決定、釈放◆◆

「刑事司法の理念からは耐え難い不正義」――袴田事件で再審開始&釈放を命じた決定を読む(江川紹子)

再審の手続とは別に、この事件では警察、検察、裁判所のどこにどのような問題があったのかを検証し、反省し、そこから教訓を学んでいかなければならない。

出典:「刑事司法の理念からは耐え難い不正義」――袴田事件で再審開始&釈放を命じた決定を読む(3月29日、江川紹子)

◆◆4月:消費税率8%スタート◆◆

消費税引上げの駆け込み需要で大幅増・3月のたばこ販売本数は26%増(不破雷蔵)

値上げ前最終月となる3月では、いわゆる「駆け込み需要」が発生し、紙巻きたばこの販売実績は大きな上昇を示した。

出典:消費税引上げの駆け込み需要で大幅増・3月のたばこ販売本数は26%増(4月12日、不破雷蔵)

◆◆5月:北朝鮮が拉致再調査を約束◆◆

工夫された日朝政府間「玉虫色の合意」(辺真一)

換言するならば、再調査ではカードを切りやすい日本人戦没者の遺骨収集や墓参、さらに在北朝鮮残留孤児らを入口にして世論の反応や動向を見ながら、一番難しい拉致被害者の安否確認を出口にすることで双方が手を打ったのかもしれない。

出典:工夫された日朝政府間「玉虫色の合意」(6月4日、辺真一)

◆◆6月:都議会でセクハラやじ問題◆◆

日本は女より、男の“幸福度“が低い!ー“セクハラやじ”問題の本質とは?(河合薫)

“セクハラやじ”発言の問題の本質は、「女性蔑視」だけではない。

“セクハラ”を問題にすることもできず、声をあげることもできず、“女性たち”と同じように、いや、それ以上に、過去の性役割の押し付けに悲鳴を上げている“男性”も多いはず。

出典:日本は女より、男の“幸福度“が低い!ー“セクハラやじ”問題の本質とは?(6月25日、河合薫)

◆◆7月:ブラジルW杯、ドイツが優勝◆◆

決勝ゴールが象徴した、ドイツサッカー界の勝利。(杉山茂樹)

かつてのドイツなら、挙げられなかったゴール。他国の良いところを、プライドを捨ててまで取り入れた「柔らか頭」なしには、飾れなかった優勝。僕は今回のドイツの優勝をそう見ている。

出典:決勝ゴールが象徴した、ドイツサッカー界の勝利。(7月18日、杉山茂樹)

◆◆8月:朝日新聞が慰安婦報道取り消し◆◆

「誤報の危機管理」に失敗した朝日新聞 挽回へのビジョンを示せるか(楊井人文)

なぜ朝日の慰安婦報道の検証記事は、火に油を注ぐ結果を招き、失敗したのだろうか。訂正が遅きに失したことだけとは思えない。

出典:「誤報の危機管理」に失敗した朝日新聞 挽回へのビジョンを示せるか(8月24日、楊井人文)

◆◆9月:錦織圭、全米オープン準優勝◆◆

全米OP13日目現地リポ:決勝進出の錦織圭、世界1位を打ち破り到達した、あの日見ていた高み(内田暁)

第8ゲームではエースを3本叩きこみ、ラブゲームでキープし5-3に。この時に起きた割れんばかりの声援と拍手は、新ヒーロー誕生への期待感か、あるいは窮地に陥った王者への後押しだったでしょうか?

出典:全米OP13日目現地リポ:決勝進出の錦織圭、世界1位を打ち破り到達した、あの日見ていた高み(9月7日、内田暁)

◆◆10月:中国の密漁船が急増◆◆

赤珊瑚密漁、日本は取締り強化を!――海上保安庁の位置づけと予算(遠藤誉)

日本は政府としてこの問題を国会で取り上げ、中国政府に正式な抗議を言い渡し、一方では海上保安庁の予算(人員と船艇)を何としても増強させ、徹底して取締りを強化し、悪質船長らを犯罪者として逮捕しなければならない。

出典:赤珊瑚密漁、日本は取締り強化を!――海上保安庁の位置づけと予算(10月29日、遠藤誉)

◆◆11月:フィギュア、負傷の羽生結弦が強行出場◆◆

羽生選手はなぜ大怪我をしながらも出場しなければならなかったのか?ショービジネス化とフィギュアスケート(溝口紀子)

フィギュアの世界では、「棄権する」というのはもはや選手の判断レベルを超えている。

出典:羽生選手はなぜ大怪我をしながらも出場しなければならなかったのか?ショービジネス化とフィギュアスケート(11月12日、溝口紀子)

◆◆12月:衆院選、自公が3分の2維持 共産・民主は増◆◆

総選挙「唯一の敗者」とは?「次世代の党」壊滅の意味とその分析(古谷経衡)

「ネット保守」の全国的趨勢が、今回の選挙で改めて浮き彫りになったと言える。

出典:総選挙「唯一の敗者」とは?「次世代の党」壊滅の意味とその分析(12月15日、古谷経衡)

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