あっというまに9月。まだまだ暑さは続きますが、秋の訪れを感じる場面も増えてきました。さまざまありますが、個人的にはやはり“食欲の秋”！佐賀市大和町にある農園で、8月25日から今年のぶどう狩りがスタートしたと知り、さっそく行ってきました！

場所は大和町川上。大和不動カントリー俱楽部の入口南側付近です。県道212号と長崎自動車道下の道路が交わるところで西に曲がり、3つ目の農道を右に、その後は道なりに進むと見えてきます。着いてすぐ受付に行くと「満席」とのこと。

5分ほど待つと、すぐに案内してもらえました。受付で名前や人数、年齢を伝え、支払いをします。大人は1人800円、子どもは3歳以下だと無料。この金額にはぶどう狩りの体験代と、その場で食べるぶどう代が含まれます。支払いを済ませ、はさみが入ったカゴを受け取ります。

時間は45分間。とったぶどうを持ち帰る際は110円(100g)となります。栽培方法にもこだわられていて、添えられた文からはぶどうへの愛を感じます。

もぎたて果実の美味しさは格別！収穫体験も良い思い出に。

個人用のぶどう狩りは建物を出てすぐ。団体向けのハウスは上の方にあるそうです。

最初は説明を交えながら、熟したぶどうの見極め方や切り方を実践してくださいます。ぶどうは全て袋に包まれていますが、点線のある紙をめくると透明のフィルムになっていて、色を確かめられます。より濃い紫色のものが食べごろ！

身長160cmの大人で、余裕で手が届く高さ。食べごろのぶどうを探しまわります。

小窓からのぞき中をチェック！ハサミとかごを握り、いざ“ぶどう狩り”！

おっ！なかなか綺麗に色づいた巨峰を発見！最初に貸し出されたはさみで切ります。ぶどうを支える軸は太くて固いので、力がいります。

危ないので十分に注意、説明をして子どもも体験！いつも食べる果物を収穫するという体験、初めての作業に、少し緊張しながらも目をキラキラさせていました。

軸が太く緑色であるのも新鮮な証拠。脱粒しておらず、実に張りがあります。

つまんでみると、固さにびっくり！中の実がしっかり詰まっているのがわかります。食べてみると…パンパンに詰まっていた実が弾け、芳醇な甘さが口いっぱいに広がりました。成熟していてかなり糖度が高い！夢中で頬張ります。

ちなみに食べる場所がこちら。奥のオレンジのカゴに、包み紙や食べた後の生ごみを捨てます。日陰になっていてテーブル数の空きに合わせて案内されるので、中に入れば荷物を置いてゆっくりとぶどう狩りができます。

包み紙を全部開けるとまだ色づきが薄めのものもありましたが、食べてみても十分甘い！稀に種アリのものも含まれていますが、基本は種が入っていないのでお子さんでも食べやすいです。

たくさん食べて満腹になったので、持ち帰りはせず退園。大人も子供も楽しくて美味しい、良い体験ができました。

お話を聞いたところ、天候の関係で収穫できる量は例年の半分なのだそうです。伺ったのは8月26日。開園翌日でしたがお客さんが多かった印象です。毎年9月中旬～下旬までぶどう狩り体験を実施していますが、ぶどうがなくなれば終了とのこと。9月になると、さらにグッと甘さが増し、より色濃いぶどうが収穫できます♪予約不能なので、天気などタイミングを見ながら来園してみてください。

10月末～12月半ばになるとみかん狩り体験が始まるので、こちらも開園状況も要チェックです！