【橋本病になると現れる症状7選!】-その症状は"橋本病(慢性甲状腺炎)"のサインかも?-
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おがちゃん先生です。
今回は…
橋本病(慢性甲状腺炎)になると現れる症状7選
を紹介していきます。
橋本病(慢性甲状腺炎)とは?
「橋本病」は自己免疫疾患の1つで、免疫の異常により、甲状腺に慢性の炎症が起こる病気です。
「慢性甲状腺炎」ともいい、40〜50歳代の女性に発症しやすいです。
※「橋本病」という病名は、1912年に、橋本策(はかる)博士が世界で初めて、この病気に関する論文を発表し、名前にちなんでつけられています.
そもそも「甲状腺」という臓器は、ノドぼとけの下辺りにあり「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
甲状腺ホルモンは全身の代謝を活発化させる、いわゆる"体のアクセル"のようなホルモンです。
橋本病は、進行すると「甲状腺ホルモンの分泌が低下」してしまいます。
橋本病になると現れる症状は?
橋本病の初期(潜在性)では、甲状腺の機能が正常に保たれているため、特別な自覚症状はありませんが、進行(顕在性)していくと症状が現れます。
では、どんな症状が現れるのか?
今回は、その症状を7つに分けて解説します。
①首(甲状腺)の腫れ
橋本病の初期では、甲状腺ホルモンの分泌は保たれているため、症状が現れにくいです。
そこで、"唯一のサイン"ともいえるのが「首の腫れ」です。
なかには「橋本病で首が腫れているけど、その他の症状はない」という方もいます。
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※②以降は免疫の異常によって、甲状腺の破壊が進行し、甲状腺ホルモンの分泌が低下した場合の症状です.
②むくみ(浮腫)
橋本病が進行すると、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、全身の代謝が悪くなります。
すると、体内に余分な水分が溜まり、むくみ(浮腫)が起こります。
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③太る・体重増加
体がむくむことで体重が増えます。
また、コレステロールの分解が遅くなり、血中のコレステロール値が高くなります。
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④寒がりになる
甲状腺ホルモンの分泌が低下することで、熱をうまくつくり出せず、寒がりになります。
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⑤便秘気味になる
甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、消化器系の働きが悪くなり、便秘になりやすくなります。
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⑥月経過多
甲状腺ホルモンは、卵巣の機能にも関わるため、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、月経異常が起こることがあります。
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⑦やる気が出ない(無気力)
甲状腺ホルモンは、"脳の働きを活性化する"ためにも大切なので、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、無気力といった症状が現れます。
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②〜⑦のように、"甲状腺ホルモンの分泌が低下することで起こる症状"を「甲状腺機能低下症」といいます。
逆に、"甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こる症状"は「甲状腺機能亢進症」といいます。
最後に
「首(甲状腺)の腫れ」は、橋本病以外の甲状腺の病気(バセドウ病・甲状腺がんなど)でも起こることがあります。
また、橋本病の場合、初期(潜在性)を含めると、成人女性の約10%にみられるといわれているので、不安がある場合には、一度、病院での検査をおすすめします。
では、今回はここまでです。
最後まで、ご覧頂きありがとうございました
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おがちゃん先生について
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