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『早くして!』をなくす、親も子もイライラしない予定の決め方3選!【幼児~学生】

なっつせんせい保育士・ほめ育てアドバイザー

「早く○○して!」「いつになったら○○するの?」

日々家族内でそんな会話が飛び交っていませんか?仕事に、家事に、育児にと時間に追われているのに、思い通りに事が進まないとイライラしますよね。一人がイライラしていると、それが全体に広がって嫌な雰囲気に。

今回はそれをできるだけ回避するために、保育の現場でも使っていた、大人も子どももイライラしない予定の決め方をお伝えします。

1、予定の確認をし見通しを持つ

親は「あれやって、これやって、この後はああして…」ということが頭の中で整理できているので、どんどん次の行動に移れますよね?

しかし、子どもはそうでない場合が多くあります。時間の感覚も大人とは全く違いますし、この後の予定(やるべきこと)が把握できない場合が、特に小さいうちは多いです。

そこで「早く○○して!」「いつになったらやるの?」なんて言われても「え?なんで?」「急に言われても」となってしまい、さらにはやる気がダウンしてしまいます。

なので、まずこれからの予定(やるべきこと)の確認をお子さんと一緒に行ってみましょう!そうすることで、お子さんも見通しをもって行動することができます。

保育の現場でも、朝に当日の予定を確認して進めた日と、そうでない日の子どもの行動スピードは全く異なりました。次にやることが自分で分かっていることで、気持ちの切り替えも上手にできるようになったようです!

2、順番・時間決める

やることが把握できたら、次はどの順番・何時まで行うのか一緒に決めていきましょう!

ここで大人が全て流れを決めてしまうのはNG。「この方が効率がいいのにな。」という気持ちは我慢して、一緒にやることならともかく、お子さんの予定であるならばお子さんメインで決めさせてあげましょう

失敗しながらも、どの順番でやったら間に合うのか、納得いくのかということを考える力がつきますし、自分で決めたことを守れたという自信にもなりますよ!

また、やるべきことをゲームのステージに見立てていくこともいいでしょう!たとえば

・○時 ○○する
・○時 ○○する

という目標を立て、できたら丸を付けるなども視覚的にもできたこと、あと何が残っているのかが分かりやすくていいでしょう!

保育の現場でも、黒板にやるべきことの絵カードを貼っておいたところ、それを見て「今○個終わったから、あと何個であそべる!!」と張り切っていた子が多くいました!

3、予定の時間少し前に声をかける

2で予定を決めました。それでも、見ている方は「大丈夫かな?」と心配になることがあると思います。でも、そこをなんとか我慢してお子さんを信じ、できるだけ任せましょう。

声をかけるのは、予定時間の少し前

「今○分だから、あと何分くらいだよ」と声をかけてあげるといいかもしれません。しっかり時間の感覚が身についていない段階でも「ちょっとスピードアップしなきゃ」と思うことができると思います。

保育現場でも「あと何分でお遊び終わりだよ」と声をかけると、片付ける際に気持ちの切り替えができ、いつまでも遊んでいるという子が減りました。

時間になっても終わらず先を急いでいる場合は、そこで一度やめてほしい。ということを理由付きで伝えましょう。「もう終わりにしてこっち先やって!」といきなり言われても、納得できません。

【終わりに】

日々追われている現代の子育て家庭。

だからこそ、ちょっとした声掛けの工夫でイライラしないようになり、大人も子どもも楽しい時間を多く持つことができたらいいなと思います。

全て大人がリードするのではなく、お子さんの力を信じて任せてみることで、上手く回るようになるかもしれません。

保育士・ほめ育てアドバイザー

大人の関わり次第で子どもは伸びる!知識をつけたことで子どもたちとより良い関係に!その経験から、現場で実践したお子様との関係が良好になる工夫・保育現場でのリアルなエピソードをお伝えします!少しでも参考になれば嬉しいです。 保育士・幼稚園教諭・ほめ育てアドバイザー・チャイルドコーチングアドバイザー

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