猫とハムスターを一緒に飼いたい…平和に同居させるためには?
猫とハムスターは、どちらも大人気のペットです。しかし猫は肉食動物であり、ハムスターは小動物であるため、「猫に食べられやしないかな?」「そもそも一緒に飼育しても大丈夫なの」と気になる人もいるでしょう。
結論から言うと猫とハムスターは一緒に飼育することは可能です。しかし注意点やリスクがあることを理解した上で、飼育する必要があります。
そこで今回は猫はハムスターを襲うの?ということと、一緒に飼育する際の注意点など解説していきます!猫の飼い主さん、これから猫やハムスターを迎える予定の人必見の内容です。
1.猫はハムスターを襲う?
猫はハムスターを襲うかどうかというと、「食べないけど襲ってしまう」可能性はあります。
というのも猫は肉食動物であり、もともとハムスターのようなネズミや小動物を捕食する習性があります。イエネコがハムスターを食べる話はあまり聞かないですが、狩猟本能を発揮した猫がハムスターを襲ってしまったというケースは少なくありません。
猫がハムスターを襲う理由は、他にも次のようなものが考えられます。
・狩猟本能の刺激
猫は本来狩猟をして生きる動物です。そのためハムスターのような小動物を見ると、狩猟本能が刺激されて襲ってしまうことがあります。
・ストレス解消
猫はストレスを感じると、攻撃的な行動になることも。そしてストレス発散の意味でハムスターを襲ってしまうのです。
・遊び
猫は遊びのなかでハムスターを襲ってしまうこともあります。猫は、捕まえた獲物で遊んだりする動物。つまり猫はハムスターをおもちゃのように扱ってしまうのです。
もちろん全ての猫がハムスターを狩猟や遊びの対象にするわけではありませんが、猫とハムスターには一定の距離を保たせなければなりません。
2.猫とハムスターを一緒に飼うことはできる?
先述しましたが、猫とハムスターを一緒に飼育することは可能です。
猫とハムスターはいわば「食う食われる」の関係ですが、猫もハムスターも両者が幸せに暮らせるように飼い主がきちんと管理をすれば、絶対に飼えないことはありません。
実際に猫とハムスターを一緒に飼育している人も多くいます。なかには猫とハムスターが「食う食われる」の関係を通り越して、「仲良し」な相棒となっているというケースもあるようです。
しかしこれは本当に一部の猫とハムスターの関係なので、マネはしないでくださいね。
3.猫とハムスターを一緒に飼うときの注意点
猫とハムスターを一緒に飼育したいのであれば、必ず次の点に注意しましょう。
3‐1.ハムスターは猫に気づかれない場所で飼う
ハムスターは猫に気づかれない場所で飼育するのがベターです。おすすめなのは別部屋。もちろん猫が侵入してくる必要のない部屋を選びましょう。
3‐2.ハムスターのケージは猫やハムスター双方が開けられないようにする
ハムスターがケージから脱走してしまうケースはよくあります。また猫がハムスターのケージを開けてしまうことも。
しかしそれでは猫がハムスターを襲ってしてしまうリスクが高いので、ハムスターのケージは猫やハムスターが開けられない構造のものを選びましょう。
ケージのスキマからハムスターが通り抜けられないようなものや、ロックができるものがおすすめ。
3‐3.ハムスターと猫が接触しないよう、常に注意する
ハムスターと猫が接触しないように、常に監視の目を光らせることは必須です。
日常のなかではハムスターをケージから出したりすることもあるでしょう。しかしそのときは猫とハムスター両者の監視をしながら、ハムスターが猫の視界に入らないようにしましょう。
可能であればハムスターの安全のため、異なる部屋で散歩させてあげるのが好ましいです。
4.まとめ
猫とハムスターは一緒に飼育することは可能ですが、野生下の両者は「食う食われるの関係」。そのため猫に見つかれば、襲われるリスクを100%否定はできません。
もし猫とハムスターをどうしても同居させたいと思うなら、今回紹介したような注意点を徹底した上で飼育しましょう。
そして生き物を迎え入れるときは、「猫もハムスター両方を幸せにする」ことを忘れないようにしてください。