睡眠の質にも影響!?幸せホルモン「セロトニン」を分泌させる暮らしのポイント3選
幸せホルモン、ハッピーホルモンともよばれる「セロトニン」はご存じですか?セロトニンは、私たちの生態になくてはならない神経伝達物質です。不足してしまうと、カラダへもココロへも不調を感じやすくなってしまいます。
・セロトニンとは?
私たちの体の中の神経伝達物質の1つで、精神の安定に関わるとされています。体内のセロトニンが低下してしまうと、やる気が低下したり、気持ちが不安定になったり、攻撃性が高まったり、さらにはうつ傾向やパニック症状などを引き起こす可能性もあります。
つまり体内のセロトニン分泌を保つことが、精神の安定や幸福感を感じやすくなる要素の1つといえます。このためセロトニンは「幸せホルモン」「ハッピーホルモン」ともいわれています。
またセロトニンは、質の良い睡眠に大切なホルモン「メラトニン」に体内で変換されるため、睡眠の質を上げるためにも欠かせない要素といえます。
基本的にセロトニンは体内で生成されますが、不足してしまうと心の不調や睡眠の不調を感じやすくなってしまいます。
・セロトニンを分泌させるためのポイント3選
❶栄養のある食事
セロトニンは、食事に含まれるアミノ酸の1つ「トリプトファン」が原料となり体内で生成されます。原料のトリプトファンを摂取しておかなければ、十分なセロトニンは生成されないでしょう。
トリプトファンは比較的多くの食材に含まれているアミノ酸です。卵、乳製品、大豆製品、魚類、さらには白米やパスタなどへも含まれています。
しかし必要な栄養はトリプトファンだけではありません。生成過程にはビタミンやミネラルなどの栄養素も必要となります。トリプトファンを含む食品の摂取はもちろんですが、ビタミン、ミネラルなどもバランスよく摂取しましょう。
❷リズム運動
セロトニンの分泌には、適度な運動が必要とされています。なかでも「リズム運動」とよばれる、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、筋トレ、ダンスなどがおすすめです。
リズム運動を続けることでセロトニンの神経が活性化され、分泌が高まるとされています。
気軽にできるウォーキングでも大丈夫なので、運動習慣がない人でも始めやすいでしょう。
❸日光浴
日光を浴びることで、セロトニンの分泌は高まるとされています。一般的な室内の照明の明るさでは不十分です。太陽の光を浴びるようにしましょう。
おすすめは朝の日光浴です。日光によって頭がスッキリと目覚め、日中はセロトニンの分泌、そして夜には睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されやすくなります。生活リズムがととのうことで、より幸福度も上がるでしょう。
さいごに
食事、運動、日光浴はもちろん大切ですが、セロトニンが不足してしまう原因の1つが「ストレス」ともいわれています。ストレス過多によりセロトニンが不足し、気持ちの不安定、やる気の低下、睡眠の不調などが引き起こされてしまいます。
食事、運動、日光浴に加え、日頃のストレスケアも行っておきましょう。