博多人こそ知る、そして愛する餃子。予約必須の名店の味は、酢醤油に柚子胡椒がクセになる美味しさ。
昭和29年創業の老舗
博多の餃子も美味しいメニューのひとつとして人気が高い。その中でも、鉄なべ餃子が老舗として名高いお店ですが、実はこちらの方が歴史は長い。
昭和29年創業の「旭軒」。博多駅前と中州、そして春吉と3店舗ありますが、特にこの本店の人気が高い。行列はできません。なぜならば予約でいつも満席。なかなか予約も取りずらい、そんな人気のお店です。
店内はこのようにテーブル席とカウンター席もあり、お一人様もグループで楽しむ方も様々。席数は50を超えるくらいありそうですが、全て予約で埋まっており満席です。昭和感のある歴史を感じる佇まいですが、壁面からテーブルまで綺麗です。
名物メニューは3つ
餃子専門店ではありますが、基本メニューは3つ。これしかありません。
「焼餃子・水餃子・手羽先」これだけのシンプルなメニュー。
この3つの名物メニューで、長年愛され続けているのです。
それでは、3つのメニューをいただきましょう。
焼餃子
一皿(一人前)が10個です。一口サイズの大きさで、パリッと仕上がっています。なんと一日5000個を焼き上げるというお店の看板メニュー。極薄の皮で、肉や野菜をギュッと包みこんだ絶品餃子。皮と具材のバランスをしっかりと考えているからこその味わい。
お口に入れると、パリッとジュワーと食感よく具材の味わいが広がります。一口サイズなので、一皿はペロリと。三皿くらいは普通にいけそうです。
このジューシー餃子を酢醤油でよりさっぱりと。これがまた美味いのです。餃子の旨味を損ねることなく、ほんのり味わいを加えてくれる絶品の組合せ。
そこにアクセントとして良いのが柚子胡椒。またこの風味が酢醬油ともバランスよく合わさり、ピリッとした刺激と共に餃子をさらに美味しくしてくれます。
水餃子
そしてもう一つが「水餃子」。同じく一皿(一人前)が10個です。こちらは茹でてあるのでさっぱり。具材の味わいがダイレクトに伝わり、モチモチの皮がまた美味しい。焼餃子とは相対的にふんわりモチっと。あっさりながらもしっかりと具材のジューシー感は味わえる、焼餃子と交互にいただくのも美味しい。
こちらも酢醤油で、そしてお好みで柚子胡椒を。あっさり水餃子に酢醤油の味わいが心地よい。スルスルっと何個でも食べれそう。
手羽先
そして外せないのが「手羽先」。カウンターの大皿に盛りつけられてあり、1本から注文できますが売切れることも。脂感が少なくさっぱりと、醤油ダレでしっかりと味付けされているので、これもまた何本でも食べれそう。餃子を待つ間に食べ続けてしまう、そんな病みつきになる手羽先。これもあわせて必ず食べたい。
博多では訪れたい名店
これだけのシンプルなメニューで人々を虜にする「旭軒」。博多に訪れた際は、ぜひ立ち寄りたいお店。餃子と瓶ビール、この組合せがまた風情があります。そしていただく餃子は絶品だというのだから間違いない。
お皿に描かれた店名からも年季があり歴史が感じられます。
博多駅から徒歩数分のアクセス。予約必須の人気店の味、ぜひ味わってみてください。