フランス人シェフが作る!目も舌も楽しめるクロワッサンが充実 「ル・コワンヴェール神楽坂」
フランスを感じることができる街「神楽坂」大人な東京パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは東京都・神楽坂。もちろん神楽坂駅からも近いのですが、道順的には飯田橋駅から向かった方が分かりやすいです。JRの飯田橋駅を下車したら西口に出て右、都道405号(外堀通り)を渡ったら左に歩いて行くと東京理科大が見えてきます。そこまで来たら、もう近い。途中右折し、若宮公園を目指すと目の前にLe Coin Vert(ル・コワンヴェール)神楽坂はあります。
オープンは11時から。ヨーロッパでは菓子とパンを一緒に販売するブーランジェリーパティスリーが一般的ということもあり、ガラスの冷蔵棚にはケーキなども陳列。その上にクロワッサンやハード系のパンが並びます。
こちらのシェフである、パトリック・ルメルさんはメゾンカイザーの製菓部門のエグゼクティブシェフもつとめた方なのだけれど、訪問時、外に出てきて話しかけてくれるなどとっても気さくでフレンドリー。
フランボワーズのクロワッサン、パンオショコラ、カヌレを実食
クロワッサンはプレーン、フランボワーズ、ピスタチオと3種類あるのですが、彩の鮮やかさに惹かれて。赤色が綺麗なバイカラークロワッサンで、バリっとした食感。それでいてフランス産の発酵バターを使っているという生地の内層はしっとり。上にはドライ、実は中にはクリームも入っていて、まさにフランボワーズ尽くし。丁寧に織り込まれたバターのコクと甘味、それにフランボワーズの酸味が混ざり合い、対局する味わいのコントラストがクセになる美味しさなのです。
パンオショコラを一言でいうなら「エアリー」食感も持った感じもめちゃくちゃ軽いのです。クロワッサンの後に食べるとその違いが良く分かります。あと、やっぱりヴィジュアルの美しさですよね。美味しいパンって目で楽しむ要素も大事。通常チョコレートって1本しか入っていないところが多いですが、こちらのは2本入り。優しく上品な甘味がじんわり口内に広がります。
パン屋さんで見かけたら、買わずにはいられないカヌレ。パッと見た感じそこまで固くないのかなと思いきや、バリっと、底部分カリカリ。歯切れ良く、中の濡れカヌレとのバランスも良い感じ。カヌレ好きなのだけれど、ラムが主張しすぎるものはちょっと苦手。こちらのは、しつこすぎずに芳醇な香りが程よく残る感じで好きなタイプでした。
店内にイートインコーナーはないのですが、数軒隣りのカフェで頂くことができるそうなのと(お店の方に確認してみてください)階段の前にベンチもあります。なにより目の前に公園があるので、そちらで外パンするのもありかと思いますよ。
Le Coin Vert(ル・コワンヴェール)神楽坂
住所:東京都新宿区神楽坂2-20-14
電話番号:03-6280-8270
営業時間:
(月~土曜日)11:00~19:00
(日曜日)11:00~18:00