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間もなくKick Off! 2023MLSオールスターゲーム

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)

 リオネル・メッシの加入で燃え上がる米国サッカー界だが、本日(現地時間の19日)、オールスターゲームが催される。今回はMLS(メジャー・リーグ・サッカー)オールスターと英国プレミアリーグの雄、アーセナルFCが対戦する。

 LAFCからも2名が選ばれ、チーム広報から2日前練習や前日の「スキルズ・コンテスト」の写真が配付された。

LAFCの背番号99、ブオンガ  写真:LAFC提供 
LAFCの背番号99、ブオンガ  写真:LAFC提供 

 オールスターに選出されたFWのデニス・ブオンガはフランス生まれで、ガボン代表の28歳。2017年にA代表入りし、35キャップ7得点中だ。LAFCの一員となったのは昨年の8月。

 2021-22のシーズンは、リーグ・アン(フランス1部リーグ)の古豪、ASサン・テティエンヌの一員として34試合に出場し、9ゴール6アシストをマーク。だが、18位に終わり、入れ替え戦でも敗れたサン・テティエンヌは、リーグ2に降格。

 ブオンガにはリーグ・アンのLOSCリール、スコットランドで55回のリーグ優勝を誇るレンジャーズFC、ベルギー1部のクラブ・ブルージュ、同RSCアンデルレヒト、そしてLAFCからオファーが届いた。

 500万ドルの移籍金でLAFC入りを決めたブオンガは、短い在籍時間ながら、MLS初優勝を経験した。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20221108-00322903

写真:LAFC提供
写真:LAFC提供

 今シーズンのブオンガはリーグ16試合に出場して11ゴール2アシストと、得点王争いで2位につけている。

LAFCの背番号24、ホリングスティド  写真:LAFC提供
LAFCの背番号24、ホリングスティド  写真:LAFC提供

 もう一名は188cmの右のサイドバック(RB)、ライアン・ホリングスティド(32)。大学時代、名門UCLAで鉄壁のDFとして鳴らし、卒業後すぐにMLS入りすると思われたが、2年間のブランクを作っている。

写真:LAFC提供
写真:LAFC提供

 実兄が故郷のカリフォルニア州サクラメントに教会を建てる作業をサポートし、ハイチの孤児院で人道支援を行った後にプロ選手となったのだ。2014年から2021年まではFCダラスでプレーし、昨シーズンよりLAFCに移籍。不動のRBとして活躍中だ。

昨シーズンのMLSで王者となったLAFCから2名がオールスターに選ばれた 写真:LAFC提供
昨シーズンのMLSで王者となったLAFCから2名がオールスターに選ばれた 写真:LAFC提供

 さて、今夜のオールスターゲームは、どんなプレーを見せてくれるか。そして、西地区首位のセントルイス・シティーFCを4ポイント差で追うLAFCは、今後どのような戦いを披露するか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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