なぜコンビニやスーパーに「納豆巻き」はあるのに「納豆おにぎり」はないのか?納豆おにぎりは手作りしよう
毎日キッチンに立つ、料理家の菅智香です。
独特の香りとおいしさがある「納豆」。好き嫌いがはっきり分かれる食品ですが、中には毎日でも食べたい!というほどの納豆好きの人もいるのではないでしょうか。コンビニエンスストアやスーパーに行くと各社オリジナルの納豆が販売されていたり、納豆巻きも置いてあったりしますよね。そこで疑問が湧いてきませんか?なぜ、納豆のおにぎりはないのでしょうか。「納豆ごはん」が好きは多いはずなのに、不思議です。気になった人は記事を一読いただけますと幸いです。
納豆巻きはあるのに納豆おにぎりがないのは?
納豆焼き、と納豆おにぎり、最大の差はごはんに含まれる「酢」です。酢には強力な殺菌作用がありますよ。酢に多く含まれる酢酸は、細菌などの微生物が生息できない環境のため、ごはんが腐るのを遅らせ、食中毒を避ける効果が期待できます。お寿司のごはんに酢が使われるているのは、もともとは魚介をはじめとする生ものの殺菌が目的だったと言われるほど。
おにぎりの場合はごはんに酢を使われることがありません。そのため、殺菌効果が一切ない状態です。さらに、納豆はもともと発酵食品であるため、ごはんと合わせるとごはんの発酵、つまり腐敗が進んでしまいます。だから酢を使う納豆巻きはよく見かけるのに、市販の納豆おにぎりはなかなか見かけないんですね。
納豆おにぎりを手作りしよう
納豆おにぎりを手作りする場合は、数時間で腐敗してしまうので、基本的には作ったら保存せずにすぐに食べるようにしましょう。
納豆をおにぎりにする際は、納豆とごはんを混ぜ合わせた状態で握るより、ラップの上ににごはんを広げてのせ、中央に納豆をのせて、ごはんで納豆を包むようにしておにぎりにするのがおすすめです。
ベタベタが外側に出てこないので、食べやすくなりますよ。
納豆おにぎりを食べたいときは手作りしよう
酢飯ではなく、普通のごはんで作る納豆おにぎりは、腐敗しやすいのでなかなか市販されてません。食べたいときは手作りし、なるべく早めに食べ切りましょう。
※個人の経験、見解を含みます。
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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