契約終了まであと9日の日本人右腕 ひじ痛で登録抹消、登板なく退団の方向へ<韓国KBOリーグ>
トゥサンベアーズの代替外国人投手、白川恵翔(23)が27日に登録抹消となった。白川は23日のハンファイーグルス戦登板後に右ひじ痛を訴え、土日を挟んだ26日に病院で受診。精密検査の結果、右ひじのじん帯損傷の診断を受け、投球回避の判断に至った。
白川のトゥサンとの契約は9月4日まで。再登録可能な9月6日を前に契約が満了するため、今後白川は登板なくトゥサンを退団することが事実上決まった。
白川は5月22日、KBOリーグに今季から導入された「代替外国人制度(期限つき契約)」適用第1号として、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスからSSGランダーズに入団。故障離脱のロエニス・エリアスが復帰するまでの6週間、先発投手として役割を果たした。
白川はSSGとの契約終了後、故障のブランドン・ワデルの穴を埋めたいトゥサンのオファーを受けた。7月10日、トゥサンと代替外国人契約を結んで移籍。8月20日が6週間の契約期限だったがブランドンの復帰が遅れ、21日に契約期間を15日延長したところだった。
白川はSSGで5試合先発登板し2勝2敗、防御率5.09、トゥサンでは7試合で2勝3敗、防御率6.03だった。日本の独立リーグから突如韓国プロ入りし、初登板で5回無失点勝利。そのシンデレラストーリーと素朴さ、初々しさが注目され、一躍時の人となった。
今後の白川は時期を見て韓国を出国。帰国後に再検査を受け今後の調整プランを立てる。
(関連記事:23歳の日本人投手が8回102球無失点の好投で4勝目を挙げる)
◇8月27日(火)の結果
・LG 6 - 1 KT(チャムシル)
勝:イム チャンギュ
敗:ベンジャミン
・キウム 0 - 1 サムスン(コチョク)
勝:コナー
敗:デ・ヘスス
・KIA 10 - 4 SSG(クァンジュ)
勝:ヤン ヒョンジョン
敗:エリアス
・ロッテ 3 - 1 ハンファ(プサン)
勝:ク スンミン
敗:ハン スンヒョク
・NC 7 - 13 トゥサン(チャンウォン)
勝:キム ガンリュル
敗:イム ジョンホ
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◆「2球場で『完投』勝利」
サムスンライオンズのコナー・シーボルドがキウムヒーローズ戦に先発登板し、9回を投げて散発3安打無失点で完封勝利を挙げた。10勝目(6敗)。またKIAタイガース-SSGランダーズは計1時間24分、2度の中断の末、5回降雨コールドに。5回4失点のヤン・ヒョンジョン(KIA)が「完投勝利」となって10勝目(3敗)を挙げている。
映像:コナーの9回の投球(KBO公式YouTubeチャンネル)
※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。