はらぺこライターの旅人間です。今回は大阪市旭区から食レポです。

大阪メトロ谷町線「関目高殿駅」から少し歩いたトコロに美味しそうな雰囲気漂う中華料理屋さんがあります。

その店の名は「中華料理 関目飯店」です。創業から35年ほどになるのだとか。

昭和の雰囲気を今に残した佇まいに色褪せた赤いテント。しかし暖簾はパシッと清潔感があって美しい。このようなお店は ”美味しい率” が高いという自論を持つ私。

お店の中に入ると…

昭和のドラマに出て来そうな町中華といった素朴な感じ。それに価格もリーズナブル。ここは時の流れがゆっくりと進んでいるようだ。

約35年ほどの歴史をほどの刻んだ勲章のような油が染みついた床や壁の感覚、これも中華料理屋独特の趣である。…にしても、隅々までキレイ。

店主さんのお店への愛情を感じます。ますます期待が高まります。

さて、今回はシンプルに「からあげ定食」を注文してみることに。

そして到着すると揚げたてのアツアツで、食べる前からカリカリって音がしそうなほどイイ感じでやって来ました。

中華スープの素朴さも良い。まずはコイツから。

その味は見た目の通り。派手さは全くないが、口の中に中華の旨みが浸透するように広がって、思わず「これこれ！」と心の中で呟いてしまう。

そして、主役の「からあげ」を…

この味を簡単に表現するなら、サックサク！のカリッカリ。そしてジューシー。それだけで十分に伝わるのではないでしょうか。本当にウマい！！

数年前から世間は唐揚げブーム真っ只中、「からあげグランプリ金賞」といった言葉が各地で飛び交って、からあげ専門店もアチコチ出来ています。

もちろん！それらの店の味も美味しいです。しかし、なんだかんだ言って、この「関目飯店」のような町中華の味は飛び抜けた魅力があることも忘れてはいけません。

ただ単に表舞台に出てこないだけ。ココはそんな店の一つではないでしょうか。いつまでも、いつまでも頑張って欲しい、人柄の良い店主さんがやっている素朴な小さなお店です。