【名古屋市&周辺】現代への気づきも。壮絶な歴史を物語る「戦跡スポット」3選
いつも「ヤフーニュースエキスパート(名古屋市地域情報)」の記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。12月18日(月)からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート、毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪
<友だち追加の方法>
■下記URLをクリックして友だち登録してください
LINEアカウントメディア(外部リンク)
※本リンクはYahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。
市内と周辺の様々な歴史が根付いている名古屋。現在の名古屋が形成されてきたように、街道や産業といった経済の歴史が色濃いですが、もう一つ語らずには通れないのが戦争の歴史です。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康からなる三英傑の天下統一のストーリーはもちろんですが、第二次世界大戦時には空襲の対象となった場所でもあります。
今回はシリアスな側面もある「戦跡スポット」をご紹介。歴史の学びとともに、忘れてはいけないことも教えてくれる場所です。
【緑区】鷲津砦跡
まずご紹介したいのは、JR大高駅の近くに位置している「鷲津砦跡」です。山中にひっそり佇むこのスポットは、織田信長が今川義元を破った桶狭間の戦いに大きく関わっています。
なんと1560年(永禄3年)桶狭間の戦いが起こる日の早朝、桶狭間の前哨戦として「鷲津砦の戦い」が始まったのです。
結果的に砦は陥落して、守護に当たっていた信長の大叔父・織田秀敏と飯尾定宗・尚清親子は敗死してしまいますが、その一方で桶狭間の戦いには信長が勝利しています。歴史的な一戦の壮大さを物語っている場所と言えるでしょう。
<鷲津砦跡>
住所:愛知県名古屋市緑区大高町鷲津山
アクセス:JR大高駅から徒歩10分弱
【名古屋市周辺】小牧山
織田信長が居城としてはじめて築いた城でありながら、稲葉山城(後の岐阜城)が築かれたため、わずか4年しか利用されなかった「小牧山城」。
もともと桶狭間の戦いで今川義元を破った信長が、美濃の斎藤氏を攻める拠点として築いたのが「小牧山城」だったのです。そのため信長よりも、徳川家康のイメージが強いのではないでしょうか。
本能寺の変で信長が倒れた跡、大きな勢力をもった羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と対抗するため、信長の次男である信雄と同盟を結んだ徳川家康は、この小牧山に本陣を置きます。
高校日本史の教科書にも登場する「小牧・長久手の戦い」です。小牧山とは、三英傑にゆかりある歴史ロマンの眠る地でもあったのです。
<小牧山>
住所:愛知県小牧市堀の内1丁目
営業時間:24時間、【小牧山歴史館】9:00~16:30
定休日:【小牧山歴史館】第3木曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:無料、【小牧山歴史館】一般200円、高校生以下無料
電話番号:0568-72-0712(小牧山歴史館)
アクセス:小牧ICから車で5分弱
【千種区】千種公園
かつて第二次世界大戦の際に武器を作っていた"名古屋陸軍造兵廠千種製造所"の跡地に作られた「千種公園」。市民に愛される憩いの公園の中に、戦争遺構が残されています。それが2枚のコンクリート壁です。
こちらは千種製造所が狙われ、69名の方が亡くなった空襲の痕跡を物語るものです。戦争の歴史を繰り返さないよう、いかに悲惨なことが起こったか、後世に語り継ぐために、このコンクリート壁は公園に置かれています。
小さい穴ですが、硬いコンクリートを突き破るほどの爆撃を受けた時、どうなるかは想像に難くないでしょう。今再び、国際情勢は不安な状況にありますが、この戦争遺構を見て、決して他人事として捉えてはいけないと感じました。
<千種公園>
住所:愛知県名古屋市千種区仲田1丁目1-6
アクセス:名古屋市営地下鉄・今池駅から徒歩約12分、池下駅から徒歩約14分
------------------------------------------
土庄雄平のおすすめ記事がLINEに届きます!
12月18日から配信スタート、毎週月曜日の10時にお届けします。
名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。
ぜひ登録してくださいね♪
<友だち追加の方法>
■下記URLをクリックして友だち登録してください
------------------------------------------