【藤沢市】自分好みがきっと見つかる。安納芋から紅はるかまで、焼き芋3種を農家さんと食べ比べ
昨年11月21日に掲載した、藤沢市用田にある焼き芋屋さん『湘南焼笑群』(参考記事:湘南焼笑群)
その後、オーナーの西尾さんから「藤沢市内でとれたさつまいもを使った焼き芋が増えました!」と聞き、再取材にうかがいました。というのも、前回の取材時「焼き芋にぴったりのさつまいもが、できれば近所で見つかるといいんだけど・・・」と話していた西尾さん。一体だれが作ったどんなさつまいもなのでしょう・・・?
新しく仲間入りしたという焼き芋は、湘南(やさいの秋葉)の「紅はるか」。
藤沢市内で野菜を育てる『やさいの秋葉』の秋葉さん(参考記事:やさいの秋葉)と『湘南焼笑群』の西尾さんが、タッグを組んで販売を始めた“湘南・藤沢の焼き芋”です。
その道のプロのお2人をかけ合わせた焼き芋は(笑)どれほど美味しいのか。『湘南焼笑群』で販売されている焼き芋を、いざ食べ比べです!
この日の品種は、湘南(やさいの秋葉)の「紅はるか」、千葉県産の「シルクスイート」、鹿児島県産の「安納芋」の3種(どれもg単価2円前後)。真空パックになっているタイプの商品を使い、常温の状態で比較します。
最初は、湘南(やさいの秋葉)の「紅はるか」。
断面のようすから、水分度合いや繊維の感じも伝わるよう、包丁は使わずあえて手で半分に割ってみました。
湘南(やさいの秋葉)の「紅はるか」は、歯にまとわりつくほど超濃厚な食感と蜜。味も濃厚で、干し芋に近い凝縮された旨みも感じます。 “日本の焼き芋らしい焼き芋”という印象で抜群の安定感と心地よさ。
続いては、千葉県産の「シルクスイート」。
袋を開けた瞬間から、お花にも似た香りが・・・。
そして断面からは、ホクホクとした食感であることが伝わるでしょうか。ねっとりもしていますが、先ほどの「紅はるか」まではいかないような。
しかし、鼻に通り抜けていく高貴な香りは「シルクスイート」だけのもの。上品な優しい甘さと相まって、まるでスイーツのような焼き芋です。
そして最後は鹿児島県産の「安納芋」。
「安納芋」といえば、ここ数年で一気に焼き芋界の頂点を確立した品種ですよね。
水分量が多く“野菜”を食べている感じにも近い口当たり。この3種の中では1番柔らかく、蜜もサラッとしているので、離乳食やペーストに使いやすいお芋と言えそう。ねっとり感もありますが「紅はるか」には遠い印象。
正直なところ、湘南(やさいの秋葉)の「紅はるか」や千葉県産の「シルクスイート」の個性が強すぎて(笑)、味も香りも少し大人しく感じてしまった「安納芋」(旬やその個体の個性もあると思います)。
何度も3種を往復して食べ比べてみましたが・・・
私個人的には、御贔屓抜きに湘南(やさいの秋葉)の「紅はるか」が一番好き。
西尾さんや秋葉さんと、でき立てアツアツの焼き芋も一緒に試食してみたのですが、満場一致で湘南(やさいの秋葉)の「紅はるか」が人気でした。
あまりの美味しさに「秋葉さんの紅はるか、今後焼き芋界のドラフト1位候補になりそう。お芋の注文が殺到するだろうな・・・」と心配になってしまうほど。異次元のベクトルで美味しさが突き抜けてますよ、ホントに。
ですが、これはお好みもあると思うので、ぜひいくつかの品種を買ってみて、お気に入りの味を見つけてくださいね(3本買っても1,500円でおつりが来ると思います)。
掲載記事をきっかけにつながった、地域の人と食の輪。
いち消費者として、地域でとれた新鮮で美味しいものを安く購入できる機会が、今後もたくさん増えていきますように!(『湘南焼笑群』の焼き芋販売予定は、公式Instagramから)
基本情報
店名:湘南焼笑群
住所:藤沢市用田493
アクセス:湘南台駅もしくは長後駅から車で10分
電話:090-6500-3349
駐車場:店頭に2台停められます。
公式 Instagram(外部リンク)
※詳細は『湘南焼笑群』の公式サイトをご確認ください。
取材・撮影協力
湘南焼笑群 西尾 様
やさいの秋葉 秋葉 様
【関連情報・あったか~いグルメ】
想像を飛び越えた旨さのカレーおでん
『あさひ本店』
お得な3種のあいがけカレー
『Minami Curry(ミナミカレー)』
鶏白ラーメンが美味しいのなんの・・
『倉家ラーメン(くらいえラーメン)』