りんごは「裸のまま、冷蔵庫に入れないで!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「りんご」は好きですか?
りんごは「1日1個で医者いらず」とも言われるほど栄養価の高い果物です。りんごには、「ビタミンC」や「食物繊維」、「ポリフェノール」が豊富に含まれており、健康維持に役立つ成分がたくさん詰まっています!
そんな私たちの健康と食卓を支えてくれているりんごですが、皆さんは、購入後どのような状態で保存していますか?
今回は、「りんごの保存方法」に焦点を当てたいと思います。りんごが好きな方は、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- りんごは裸のまま冷蔵庫に入れないで!
- エチレンガスとは?
- りんごの正しい保存方法
- まとめ
りんごは裸のまま冷蔵庫に入れないで!
一体なぜ、「りんごは裸のまま冷蔵庫に入れてはいけないのでしょうか?
実は、りんごが放出する「エチレンガス」が大きな原因なのです!
皆さんは、このエチレンガスについて聞いたことがありますか?『エチレンガス?なんだそれは…』という方たちの為に簡単に説明したいと思います。
エチレンガスとは?
エチレンガスとは一体何なのでしょうか?
ざっくり言うと…果実の追熟や開花を促す物質で青果物が分泌する「植物ホルモン」の1種です!
今の説明で大事なのは「果実の追熟や開花を促す」という点です。
つまり、りんごは裸のまま冷蔵庫に入れると、エチレンガスを放出し続け、他の野菜や果物の熟成を早めてしまうのです!
特に、葉物野菜やキュウリなどのデリケートな食材は、エチレンガスの影響を受けやすく、すぐにしなびてしまうこともあるので注意が必要です。
逆に、エチレンガスの特性を活かせば、まだ硬いアボカドやバナナなどを早く熟成させることができます。例えば、りんごと一緒に袋に入れておくことで、短期間で食べごろにすることができるのです。
このように、エチレンガスの働きを理解しておけば、保存の失敗を防ぐだけでなく、上手に活用することも出来ます。
りんごの正しい保存方法
では、りんごはどのように保存するのが正しいのでしょうか?
答えは「キッチンペーパー」と「ポリ袋」の組み合わせです。
具体的な手順は以下の通りです。
①りんごをキッチンペーパーで1個ずつ包む。
②ポリ袋に入れて口をしっかり閉める。
③冷蔵庫の「冷蔵室」で保存する。
この方法で保存することで、りんごの鮮度を保ちながら、他の野菜や果物にもエチレンガスの影響を与えない最適な方法です!
まとめ
- りんごは裸のまま冷蔵庫に入れると、エチレンガスを放出し続け、他の野菜や果物に影響を与える。
- エチレンガスの働きで、デリケートな食材が早く傷んでしまうので注意が必要。
- りんごの正しい保存方法は、キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵室で保存すること。
- 逆に、エチレンガスを活用して、アボカドやバナナを早く熟成させることも可能。