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藤井聡太竜王、銀河戦2度目の優勝なるか? 今期決勝T1回戦・中村修九段戦、11月29日放映

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 11月29日。第30期銀河戦決勝トーナメント1回戦、藤井聡太竜王-中村修九段戦が放映されます。

 藤井竜王はGブロックを勝ち上がってきました。

 中村九段はBブロックで最多連勝者(2連勝)となり、決勝トーナメント進出です。

 藤井竜王と中村九段は過去に2回対戦。藤井竜王が2連勝しています。

 居飛車、振り飛車、どちらも指しこなす中村九段。過去2局は中村九段先手で、定跡形を離れた相居飛車の戦いとなりました。

 中村修九段の現在の目標は、中学生でプロ入りを決めた5人の棋士(加藤一二三九段、谷川浩司17世名人、羽生善治九段、渡辺明名人、藤井竜王)全員から白星をあげることだそうです。加藤、谷川、羽生の3人にはすでに勝ち、残るは渡辺、藤井の2人です。

「渡辺さんや藤井さんには当たるだけでも大変です。勝つのはもっと大変。だけど、希望としてね」

出典:『AERA』2022年6月27日「棋承転結」

 藤井竜王は一昨年の優勝者です。

 当たるのだけでも大変な藤井竜王と当たるところまで、中村九段は勝ち進みました。はたしてどのような戦いとなるでしょうか。

 本局の勝者は2回戦で永瀬拓矢王座と対戦します。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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