妹が前座に出場するWBCスーパーウエルター級暫定王者
身長197cm、リーチ203cmのWBCスーパーウエルター級暫定王者、セバスチャン・フンドラ(24)。8日の防衛戦を控えた長身サウスポーが、キャンプ打ち上げの際にメディアの質問に応じた。
「今、誰もがスーパーウエルター級に注目していますね。なぜなら僕がいるからです。自分は対戦相手を過大評価はしません。タイトル戦に備え、いつでも準備していますから。
多くのファンの方が、厳しい環境に置かれながらもお金を作って、ボクシングの試合場に足を運んでくださいます。そういう人々の期待に応える試合を見せたいですね。僕はいつも、ファンのために戦っています」
今回の対戦相手は、34勝(22KO)1敗のカルロス・オカンポ(26)であるが、前座にフンドラの4歳下の妹、ガブリエラも出場する。
「僕たちはいつも一緒に練習していますが、同じ日の試合を望んだことは無いです。妹が前座で戦っても、自分の試合に集中するだけですよ。リングに上がって、自分が主役の時間を作ってみせます」
2022年4月9日、エリクソン・ルビンとのWBCスーパーウエルター級暫定王座空位決定戦に勝利したフンドラだが、同ファイトについてポジティブな言葉はけっして吐かない。
「何一つ学ぶものの無いファイトでした。もっと自分の示し方があると感じています。自分が154パウンドで特別な存在であること、エリートだと証明しなければ」
ルビン戦で7回にダウンを喫したことが、よほど苦い経験だったようだ。
「オカンポは大きなメキシカンです。彼はハングリーな選手ですよね。2度目の世界挑戦を目指してベストコンディションを築いたでしょう。激しい打ち合いを好む生粋のメキシカンファイターです。こちらも望むところですね。試合が楽しみで仕方ありません」
8日はどんな打ち合いとなるだろうか。