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【京都市西京区】洛西で週1、洛中で月1の100年続く柿農家が作るスパイスカレーが絶対美味い奴だった!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 以前に洛西のイベントで出店されていた際に人気のために売り切れで食べられず、桂にある胡麻イタリアンの「ピッコロモンドヤマダ」の店舗を週1回だけ間借りして営業されている水曜日にもなかなか日程が合わず、ずっと気になっていた幻のカレーを2024年6月22日にやっと食べることが出来ました。

 この日、四条河原町を下がったところにある「GOOD NATURE STATION」の1Fで「柿とスパイスカレー」のポップアップ営業があると聞いて駆け付けました。メニューは、サラダと3種類の副菜が付いた「柿チャツネのエビカレーとチキンカレー」の2種類。新メニューの方のエビカレーと「クラフトジンジャーエール」を注文しました。

 待っていると、先に来られていた名古屋のマダム二人が会計の際に「偶然来たけど今まで食べたカレーの中で一番おいしかったわあ」と話されているのを聞いて期待が高まります。

 口当たりは、柿チャツネのフルーティーな甘さから入って、後からグッとカレースパイスの辛みが効いてくるタイプのカレーです。エビの旨味をしっかりと残したまま、カレー全体に絶妙に混じり合わせる、まさに匠の技。期待通りでした。めちゃくちゃ美味い。チキンカレーも食べてみたかったですね。

 薬味の島唐辛子や自家製ザワークラウト、自家製柿酢に漬けた人参のピクルス、ライタ(インドのヨーグルトサラダ)と付け合わせの副菜もどれも美味しくて、特に追加で注文した発酵副菜の「あやめゆきこかぶ」のかぶも葉も絶品。他に発酵はくさいなどもありました。

 この店を切り盛りしているのは、店主の西田圭太さんと愛子さん夫妻です。愛子さんの実家が西山山麓で100年続くタケノコと富有柿農家だそうで、六代目として普段は農業に従事されています。柿のエキスパートとしてその魅力を知ってもらいたいとの思いもあって、柿チャツネのカレー店を始めたといいます。どうりで営業回数が限られるわけですね。

 西田夫妻は、DELICEキョウトとして、生産者として感じてきた京都西山だけでなく日本全国の課題ともなっている放置竹林問題や後継者不足、規格外品の活用、地域活性化の課題解決を地域の人たちとともに「京都竹林未来計画」と名付けて取り組んでおられます。竹林スタディー会や次世代生産者の情報交換会や工芸復興計画など内容も盛りだくさん。こちらも要チェックです!

 これからも毎月第4土曜日にGOOD NATURE STATIONで、毎週水曜日にピッコロモンドヤマダで営業されるということなのでぜひお立ち寄りください! お問い合わせ・予約はインスタグラムのDMまで。

柿とスパイスカレー(外部リンク)京都市西京区桂巽町4(ピッコロモンドヤマダ)、京都市下京区稲荷町318番6(GOOD NATURE STATION)

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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