【姫路市】甘美な心地。明治時代の古民家をリノベしたノスタルジック空間で、石釜で炊くふっくらあなご飯を
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姫路市網干区津市場。路地を入り、甘辛いにおいをたどると「あなご飯 津田」へ。明治時代の古民家、ノスタルジックな空間であなごが堪能できます。
別世界のよう。庭園やそれぞれの部屋
表札には「津田」と。津田さん? 店長・森川創太さんに尋ねると「オーナーである父の母親の生家で、30年くらい誰も住んでいなかったんです。地場のあなご料理を提供する店として活用することにしました」と返ってきました。
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昨年11月にオープン。設計士のオーナーがリノベーションに携わっています。なんといってもカウンター席から望む枯山水庭園は希少価値がある。
![カウンターは9席](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/01672431/image-1708258551098.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
庭園を眺めていると時が止まったように感じるけれど、我に返るとずいぶん時間が経過していたのでした。
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障子や梁など使えるものはそのままに。さまざな部屋があり、照明も雰囲気に合わせて。
![原木の風合いを生かしたテーブルが粋](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/01672431/image-1708259092840.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
千姫は大正モダンのような壁紙がお気に入り。
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ゆったりと過ごせる8人席も。
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まるで別世界。かすかに届くジャズの音色。甘美な心地に。
素材を味わうあなご飯、だしを楽しむ釜飯
異次元の場所で食するあなご料理とは――。
「あなご飯」、「あなご釜飯」、「あなご天丼」が主。単品で注文できますが、3種の中から一つを選べる「津田御膳」は、茶そばと茶碗蒸しと香の物が付いて、ゆっくりいただくのには適している。
「あなご飯と釜飯は石釜で一つずつ炊きあげるので、待ち時間にお茶と楽しんでいただければと『先付け』をご用意しています」と森川さん。取材日は「あなござく」。
![写真の「あなござく」は一品メニュー。先付けにはミニバージョンが](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/01672431/image-1708259285630.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
寛いでいると「津田御膳」が登場しました。カツオと昆布がベースのだしは、ご飯とそばと茶碗蒸し各々にアレンジを加えて。あなごの骨から取っただしは、あなごのタレに。
![「津田御膳」あなご飯(2350円)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/01672431/image-1708259345206.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「あなご飯」と「あなご釜飯」の違い。
「あなご飯」…石釜で炊いたご飯に焼きたてあなごをのせて。あなご自体が存分に味わえる。
「あなご釜飯」…石釜でご飯と一緒にあなごを炊き込んで。豊かなだしが口内へじわじわ。
薬味に加え、お好みで粉山椒や黒七味を。
一品の「あなご葱醤油」は醤油というよりオリジナルだしが香り、上品。「一工夫で、ここだけのものを」というコンセプトに添っています。
![「あなご葱醤油」(1100円)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/01672431/image-1708259426867.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「天婦羅盛り合わせ」は塩とすだちでシンプルに。
![「天婦羅盛り合わせ」(1250円)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/01672431/image-1708259459122.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
昼も夜も同メニューで同価格。夜は庭園一体がライトアップされます。一段と大人の雰囲気に浸れそうですね。
あなご飯 津田
兵庫県姫路市網干区津市場564
電話番号:079-280-8110
営業時間:11:30~15:00(LO14:00) / 17:30~21:30(LO20:30)
不定休
駐車場:あり