台風直前!今からでもやっておきたい10の家事リスト
非常に強い勢力を持った台風16号が、10月1日(金)に伊豆諸島近海を通過し、伊豆諸島をはじめ中心からは離れている関東でも強い風雨が予想されています。
2019年には「令和元年房総半島台風」があり千葉県で大きな被害があったのも記憶に新しいところです。
停電やガスが止まるなど、私たちの生活に影響が出る様々なことが考えられますが、それに備えて、今からでもできること、今からでもやっておきたいことをご紹介します。
【1】保冷剤や代替品の冷凍
停電になったとき、冷蔵庫は開閉しなければある程度の時間は保冷力が持続します。その際も冷凍室に保冷剤があれば保冷効果が長くなり、また肉や魚などの冷蔵品を冷やすのにも役立ちます。
保冷剤があればあるだけ冷凍しておくこと。保冷剤がない場合はペットボトル(冷凍用が望ましい)に水を入れて凍らせたり、冷凍温度対応のチャック付きの食品保存袋に水を入れて凍らせておくだけでも役立ちます。ペットボトルや食品保存袋に水を入れる場合は8分目くらいまでの水の量が目安です。
いざ停電になったら、極力冷蔵庫を開けないこと。保冷効果の高い保冷バッグやクーラーバッグを持っている場合は、肉や魚などの冷蔵品は保冷剤とともに保冷バッグに移すのもよいでしょう。
【2】水筒に飲み水・鍋に調理用の水の準備
前述のとおり、停電になったら冷蔵庫はなるべく開閉しないようにします。そのため、飲みものは予め水筒にたくさん用意しておきましょう。また断水になったけれどガスは使えるというときのために、調理用の水を鍋に用意しておくとカップ麺などは食べられます。
また今回の台風だけでなく、非常時用にペットボトルの水はある程度、常備しておきましょう。
【3】浴槽に水を入れておく
断水になった場合、飲み水とともに困るのがトイレです。浴槽に水を入れておけば、水洗トイレを流すのに使うことができます。
【4】バッテリーの充電
今や重要な情報源となるスマートフォンなので、バッテリー切れで使えなくなるというのは避けたい事態です。モバイルバッテリーをあるだけ満充電にしておきましょう。
その他、充電式のライトなどもあれば、充電しておきます。
【5】懐中電灯の乾電池のチェック
乾電池でつく懐中電灯などは、予め電池のチェックをし点灯することを確認しておきましょう。
前述の充電式のライトの場合も、乾電池式のものにも共通してますが、手持ちタイプのライトよりもランタン型のライトのほうが、置きやすく、360度照らしてくれるので、停電時の家の中で使うのには便利です。
【6】窓ガラスの補強に使うダンボールを用意
外から物が飛んできて窓ガラスが割れると、中にいる人が怪我をするということも考えられます。雨戸やシャッターがない場合は窓の内側からダンボールを貼っておくと、万が一窓ガラスが割れた場合でも飛散しづらくなります。
最近はネット通販の利用でダンボール箱が家にあるという方も多いと思いますので、風が強くなってきたときのために備えておいてください。
ダンボールがない場合は、カーテンを閉めてガムテープ等でカーテンを壁に貼り付けておくと、窓ガラスが割れた場合に室内に飛び散るのを最小限におさえることができます。
【7】外に置いているものを飛ばないようにする
家の外に置いてあるものもいろいろあるかと思います。植物やガーデンチェア、パラソル、ゴミ箱など、屋内に入れられるものは入れて、入れられないものは飛ばないように倒して置いたり、紐で括り付けておくなどします。
また忘れがちですが、玄関マットやベランダのサンダルも屋内に入れておきましょう。筆者の家では、台風が過ぎたら2種類の違うサンダルが家の前に飛んできていたこともあります。
【8】2~3日分の食料品の用意
まだ台風の影響が出ていないのであれば、最低でも2~3日分の食料品の用意をしておきましょう。その際に選びたいのが、電気やガスが使えなくなったとしても、加熱せずに食べられるものです。
具体的にはパン類、缶詰などですが、バナナ等の果物もあるといいでしょう。
【9】カセットコンロのチェック
今からカセットコンロを買いに行くというのは難しい状況かもしれませんが、ガスボンベ式のカセットコンロは各家庭に1個は置いておきたいものです。非常時用に使うためだけに置いておくと、イザというときに使えなくなっていたりすることもあるので、日頃からチェックを兼ねて使っておくのが理想的です。
【10】窓閉め確認
当たり前のことですがまれに忘れてしまうのが、窓閉めです。普段あまり利用していない部屋の窓や、明り取り用の窓、ロフトについている窓などを閉め忘れて、台風のあとにそこだけ部屋が濡れてしまっていたということもあります。
風雨が強くなる前に、閉め忘れている窓はないか確認しましょう。
備えあれば憂いなしと言う言葉があるように、日頃から準備しておくことが理想的ですが、準備ができていなく台風直前となってしまった場合でも、今回ご紹介したことは最低限確認しておいてください。