特別な日に味わううなぎ。名古屋にはうなぎの名店が数多く揃っていますが、皆さんのお気に入りのお店はどこでしょうか？特に家族でゆったりと贅沢なひとときを過ごすなら、筆者のイチオシは「うな富士」さんです。

名古屋市内に暖簾分けを含む6店舗があり、さらに東京に2店舗、京都に1店舗展開しています。また、うなぎだけでなく、お店の雰囲気も格別です。

中には、文化財として登録された日本家屋を活用した店舗もあります。特におすすめなのが、「炭焼うな富士 天白別邸」さんです。

天白区を走る県道59号線（名古屋中環状線）の脇へ入ったところに、大正時代から時が止まったような建物があります。「天白区にこんな場所があったのか!?」と思わずびっくりするような隠れ家的なお店です。

「うな富士」さんのお品書きには、うな重、うなぎ丼、ひつまぶしが揃い、いずれも上は5,170円（税込）から楽しめます。

うなぎ丼には並や小といった、より手頃な価格帯もありますが、それでもお値段は少々高めです。しかし、その価格に見合うだけの極上のうなぎを味わえますよ。写真にあるのは、上うな重です。

一尾まるごと乗ったうな重は、うなぎのボリュームでご飯が見えないほど。炭焼きの絶妙な火入れが施され、脂がしっかりとのった肉厚のうなぎは、見るからにしずる感があります。

「うな富士」さんで使用されるうなぎは、一般的なものより3割以上大きい特大の青うなぎのみ。それゆえ、この圧倒的なボリュームが楽しめます。

表面は香ばしく、中はふっくらとした肉厚のうなぎ。この美味しさは、こだわった裂きや、1,000度を超えるこだわりの炭火で焼き上げる地焼き、門外不出の秘伝のタレによって引き立てられています。

ご飯と一緒にすくって口に頬張れば、その瞬間、至福のひとときが訪れます。うなぎの旨味をシンプルかつダイレクトに味わえ、「上質なうなぎを食べている」という満足感が半端ないです。

極上のうな重ですが、添えられたきざみわさびを乗せると、深い味わいにピリッとした辛さが加わり、絶妙なアクセントになります。さらに、夏には清涼感をもたらし、さっぱりとした風味も楽しめますよ。

ランチタイムには席だけの予約も可能で、ゆったりとうなぎを堪能できる「うな富士」さん。特別な日の祝いや、日々の忙しさへのご褒美として、お近くのお店にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？

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