ヤンキースに加入したソトは打ちまくっているが、2番のソトに続く3番のジャッジはどうなのか
今春、ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)は、8試合で4本のホームランを打ち、打率.429と出塁率.478を記録している。ホームラン以外の安打は、シングル・ヒットが3本と二塁打が2本なので、安打の3分の2は長打だ。
昨年12月のトレードにより、ソトは、サンディエゴ・パドレスからヤンキースへ移籍した。昨年の打順は3番が多かったが、今年は、アーロン・ジャッジのすぐ前、2番が定位置となりそうだ。それに伴い、ジャッジは、2番から3番へ動く。
ソトと違い、ジャッジは、今春のエキシビション・ゲームでホームランを打っていない。ここまで6試合に出場し、打率.143と出塁率.250。最初の2打席にシングル・ヒットと二塁打を打った後は、12打数0安打だ。
実績からすれば、開幕前に打てていなくても、心配は無用だろう。昨年は、6月3日にフライを捕球した際、フェンスに激突して右足の親指を痛め、2ヵ月近く離脱したものの、ホームランのペースは、離脱前が9.2打数/本(19本塁打)、復帰後は10.7打数/本(18本塁打)。ダウンしたとはいえ、依然として高水準だった。
例えば、ア・リーグで本塁打王を獲得した大谷翔平(当時ロサンゼルス・エンジェルス/現ロサンゼルス・ドジャース)は、前半が10.7打数/本(32本塁打)、後半は13.0打数/本(12本塁打)だ。
ただ、ジャッジは、キャンプイン早々の記者会見で、右足の親指について「今後のキャリアを通し、コンスタントなメンテナンスが必要になると思う」「こうした怪我の場合、再びひどくならないように気をつけなければいけない」とコメントしている。
また、MLB.comのブライアン・ホークによると、3月11日、アーロン・ブーン監督は、この日と翌日はジャッジを休ませる、と語ったという。右足の親指に問題はないらしく、単なる小休止なのかもしれないが、少し気になるところだ。
なお、ヤンキースでは、エースのゲリットコールが投げられるのかどうか、不透明な状況にある。それについては、こちらで書いた。