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40代からのひとり旅!「ソロ温泉でやってよかった」5つのこと

高橋一喜温泉ライター/編集者

40代に突入すると、若い頃と違って一人で行動することに抵抗感がなくなる人も多くなるようだ。40代である筆者のまわりにも、自分なりの価値観や趣味に合わせて、自由に旅したいという人が多い。

そんな人には「ソロ温泉」がおすすめ。ひとりで温泉に入りながら自分だけの時間を過ごす。これこそ、様々なしがらみが多い現代社会ならではの贅沢ではないだろうか。

今回は3800以上の温泉をめぐってきた筆者が「ソロ温泉でやってよかったこと」を5つ紹介したい。

①スマホと距離をとる

ソロ温泉の醍醐味のひとつは、なんといっても、ひとりの時間をもてることだ。現代人は会社や家、SNS上で人間関係に縛られがちである。SNSやスマホから距離をとるなど、たまには人間関係のしがらみから自由になって、自分を見つめ直す時間をもつことは、日常ではできない体験である。

②とことん温泉に入る

誰かと一緒に温泉へ行くと、「いつ温泉に入るか」も自由ではない。相手に気を遣うし、一緒に入浴するのが苦痛であることも。いつ温泉に入っても、何度温泉に入ってもいい。夜中や早朝に入っても、「相手を起こしてしまうのでは?」と心配する必要もない。好きなタイミングで、好きなだけ温泉を愉しもう。

また、旅行に出かけると「観光しなければ」という義務感に襲われる人もいるが、ひとり旅なら観光はせずに「とことん温泉につかる」ことが目的の旅を選ぶこともできる。

③思いつきで旅に出かける

複数人での旅は、スケジュール調整に苦労するが、ひとり旅は気ままな旅が叶う。「仕事が落ち着いたから明日、温泉に出かけよう」という気分のとき、フットワーク軽く動けるのはソロの強みだ。「仕事が早く終わったから、今から温泉に行こう」という思いつきも可能である。大げさかもしれないが、まわりに振り回されがちな人生の主導権を取り戻した感覚を得ることができる。

④積読していた本を読む

読みたいと思っていたけれど、なかなか読めずにいる本は溜まっていないだろうか。もしあるなら、ソロ温泉で読破してしまおう。電車など公共交通機関を使えば移動中も読書が捗る。

⑤とことん怠ける

当たり前だが、ひとりなら宿でどう過ごそうと自由である。温泉に入ってビールを飲んでゴロゴロとしていてもいいし、そのまま昼寝してしまってもいい。夜更かしをするのも自由だ。気の張っている日常では案外、心からリラックスできていないもの。とことんだらしなく過ごすのも、ソロ温泉の醍醐味である。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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