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電車でアクセスしやすい!「駅前にある温泉地」6選【ひとり旅にもおすすめ】

高橋一喜温泉ライター/編集者

「温泉に出かけたいけれど車はちょっと……」。都市部に住んでいる人の中には「免許・車を持っていない」「運転するのが怖い」などさまざまな事情で車で移動するのが難しい人もいる。特にひとり旅の場合は、誰かに頼ることもできない。

そんな人にとっては、電車などの公共交通機関でアクセスできる「駅前温泉」が便利だ。駅から徒歩でアクセスできる温泉地を6カ所紹介したい。

飯坂温泉(福島県)

東京駅から福島駅まで新幹線で約90分。飯坂電車に乗り換えて約20分。飯坂温泉の終点に温泉街が広がる。市街地にある温泉なので、飲食や買い物には困らない。「鯖湖湯」をはじめ共同浴場が充実しているので、気軽&リーズナブルに温泉を楽しむことができる。

城崎温泉(兵庫県)

関西を代表する温泉地。山陰本線・城崎温泉駅から温泉街の中心まで徒歩5分ほど。大谿川沿いの柳並木と木造の建物が風情をかもし出す。写真映えするスポットも多い。街全体をひとつの旅館と見立て、外湯をめぐるのが城崎温泉のスタイル。浴衣のまま個性豊かな7つの外湯を巡る人でにぎわう。城崎文芸館やロープウェイなどの観光スポットのほか、飲食店やお土産さんなどが立ち並ぶので、気になるお店を覗きながら歩くのも楽しい。

下呂温泉(岐阜県)

「日本三名泉」のひとつに数えられる歴史ある名湯。中部・東海を代表する温泉地のひとつである。高山本線・下呂駅は温泉街の中心にある。川沿いに広がる温泉街には、温泉寺、下呂温泉合掌村、湯の町雨情公園、下呂発温泉博物館などの観光スポットのほか、食べ歩きができる飲食店も充実。名物スイーツも評判で、女性の人気も高い。また、温泉街には足湯が点在しており、散策に疲れたら温泉で体を休めることもできる。

鳴子温泉郷(宮城県)

鳴子温泉郷は、鳴子を中心に東鳴子、川渡、中山平、鬼首の5つの温泉地で構成される。最もにぎやかなのは鳴子温泉で、湯の街情緒もある一方、東鳴子や川渡、中山平は湯治場の素朴な風情が魅力で、ひとり旅に向く。温泉郷に沿って陸羽東線が走っており、鳴子温泉は駅前に温泉街が広がり、東鳴子、中山平、川渡も各駅から徒歩でアクセスできる。リーズナブルな湯治宿が数多く健在なので、宿選びには苦労しない。

いわき湯本温泉(福島県)

東京駅から特急列車で約135分。湯本駅から温泉街までは徒歩圏内である。1300年以上の歴史をもつ温泉地で、温泉リゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」と映画『フラガール』の舞台としても知られる。旅館に宿泊して海の幸に舌鼓を打つのもよし、「さはこの湯」「みゆきの湯」といった泉質のすぐれた公衆浴場で日帰り温泉を堪能するのもよし。

赤湯温泉(山形県)

山形新幹線赤湯駅から徒歩15分ほどの距離にある温泉地。旅館や共同浴場が市街地に混在しており、素泊まりでも買い物や飲食には困らない。共同浴場の入浴料はなんと100円である(赤湯元湯は200円)。赤湯はラーメンが名物で、店により味や個性が異なる。湯めぐりといっしょにラーメンの食べ歩きをするのも楽しい。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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