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「子どもへの愛情の与え方」自己肯定感が上がる年齢別愛情表現のコツ!

子育て勉強会TERU幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

幼児教育講師のTERUです。

日々の子育て本当にお疲れ様です!

今日は『子どもへの愛情の与え方』というテーマでお話しします。

「愛情を与えすぎて甘やかしては自立できないし、愛情不足も良くないって聞くけど、どうしたら良いの?」とお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

【愛情を与えるってどういうこと?】

抱きしめたり、抱っこしたりすること?それも愛情を与える行為ですが、本質はもっと幅広いものです。

私が思う愛情を与える行為は、親がしてあげたことで子どもが『心地良い感覚になること』

それを考えると、子どもが集中して遊んでいるときに、あえて遠くから見守ってあげ、集中を乱さない。『親があえて子どもに何かをしないという選択肢』も立派な愛情表現です。

子どもは自分がやりたいことを自分のやりたいように思いっきりできることでも心地良さを感じます。

「体のスキンシップが愛情表現だ!」と決めつけて、それが行き過ぎた場合『溺愛』となり、子どもが小学生以降になっても自立ができなくなってしまう可能性にも繋がってしまいます。

ですのでまずは、

愛情を与える = 子どもが『心地良く』なるための親の行為

だと理解していただくのをおすすめします!

【心地良さの重要性】

子どもは6歳までは『宝物扱い』してあげて、そこからさらに12歳までも愛情を与えることの大切さを忘れないことが大事だと考えます。

ここで言う愛情とはもちろん、先ほどお話した『心地良さ』を感じるかであり、さらにその『心地良さ』を当たり前にしてあげることが大切です。

『心地よさ』を当たり前にする目的は2つあります。

①『自分を大切にできる人間になるため』

心理学の数々の研究から、「人は人に大切にされることで、自分を大切にできるようになる」ということが分かってきています。これは言い換えると『自己肯定感』ですよね。

「自分は必要な存在なんだ」「価値のある存在なんだ」と思えることで、新たなことに勇気を持って挑戦できたり、人に優しくできたり、上手にコミュニケーションが取れるようになります。

これらは全て『自分を大切にできる』という土台から始まり、その土台は愛情を与えられることで作られるのです。

②『モチベーションが高く、心が強くて頑張れる人間になるため』

おそらく多くの親御さんが「うちの子もそんな子になって欲しい!」と思われているのではないでしょうか。このような子に育っていく鍵が実は『心地良さ』にあります。

小学生以降になると嫌でも人と比べられる世界に足を踏み入れます。そこで初めて自分よりできる子と勉強の面で比べられたり、スポーツの面で比べられたりしていきます。

そして自分より褒められる子を見たり、逆に自分ができていないことを指摘されたりしたときに『子どもがその状況をどう捉え、どう考えるか』が重要です。

ここで「自分はダメなんだなぁ」とダメな自分を受け入れてしまうのか、「次頑張ろう!」とモチベーション高く自分を高める行動が取れるのか。

幼少期からたくさん愛情を与えてもらって、たくさん褒められて、たくさん認めてもらって育ってきた子は、小学生で初めて味わう『心地よくない経験』に対して「また心地よい経験をしたい!」「この不愉快を避けよう!」と思います。

そのように『心地良い』自分になることを諦めないから頑張れるのです。

こうなるためにも、『心地良さ』が当たり前になっていることが重要だということですね。

それではここからは具体的な『愛情の与え方』について解説していきます。

愛情を与える目的は『心地良さ』を感じることでしたから、それを考えると方法は本当に多種多様です。

・抱きしめる ・わしゃわしゃする ・笑顔 ・目線を合わせる ・見守る ・褒める ・認める ・話を聞く ・共感する ・感謝を伝える ・成長ぶりを伝える ・成長を一緒に喜ぶ ・一緒に寝る ・一緒に遊ぶ ・一緒に何かを考える ・やりたいことを尊重してあげる ・「愛してる」と伝える ・「生まれてきてくれてありがとう」と伝える

他にも『心地良さ』という観点から考えるとまだまだ考えられそうですね。

愛情を与えるということを難しく考える必要はありません。今挙げたような、子どもが『心地良い』と感じることをたくさんやってあげてください。

子育ては難しく考えれば考えるほど、露頭に迷いますから、これくらいシンプルに考えて実践して欲しいと思います。

その中で、子どもの年齢が上がっていくごとに意識して欲しいことが2つだけあります。

それは『親の雰囲気』と『距離感』です。

これまで多くの子どもたちと関わってきた経験と感覚から、効果的に愛情を与える行為を実践していただくコツを年齢別に詳しくご紹介します。

【0歳〜2歳くらいまでのお子さん】

『わしゃわしゃ期』

「よくできたね!お母さん頑張った〇〇くんを見て嬉しいな!」といった感情が飛び出しそうな雰囲気で接するのがいい時期です。

距離感もなるべく近くで、肌が触れ合うような距離感でいてあげることが良いです。

【3歳〜4歳くらいのお子さん】

『笑顔メッセージ期』

体には触れずに「よくできたね!一生懸命頑張ったね」と笑顔で褒めてあげるのが良い時期です。

もちろん体でのスキンシップも愛情表現の1つですから、体が触れてはいけないということではなく、なんでもかんでも体をべたべた触るのではなく、笑顔とメッセージで伝えようということです。

ですので、少し距離を取り、見守るスタイルに変えていき、子どもが求めてきたらそれに答えて近づいていってあげるようなスタンスがベストです。

【5歳〜6歳くらいのお子さん】

『想いメッセージ期』

この時期は笑顔も良いですが、想いをのせて褒めてあげて欲しい時期です。

例えば「〇〇くんすごいね!お母さんびっくりしたよ!」といった感じで、声のトーンを極端に上げたり、熱量を言葉にのせて褒めていきます。

距離感は3〜4歳の延長と考えて、引き続き見守りを続けながら、少しずつ距離を離していきましょう。

距離を離したからといって愛情を与えないということではありませんので、そこは引き続きたくさん愛情を与えてあげてください。

【小学生以降のお子さん】

『心つながる期』

子どもは少なくとも思春期前くらいまでは親に対して「自分のことを見ていて欲しい」という気持ちを強く持っています。

ですので、小学生になったからといって完全に放任するようなことはおすすめしません。

小学生は幼児と比べて、一緒にいられる時間がグッと短くなりますから物理的な距離感は離れていって当然です。

ですが距離はあっても、「ママは僕のことを気にかけてくれている」「パパは私のことを大切にしてくれている」と心のつながり感じることができれば、愛情はちゃんと伝わります。

この時期に意識したいのは『家にいる時間はなるべく同じ空間にいてあげる』ということです。

一緒に何かをしなくても構いませんから、同じ空間でママは家事をして、お父さんは読書や仕事をするような時間を意識して作ってあげると良いです。褒め方などは、5〜6歳と同じようなイメージで接してあげればOKです。

このように年齢に応じて愛情を与えるときの雰囲気と日々の距離感を変えていけば、子どもは徐々に自立できると思います。

【さいごに】

愛情の与え方に完璧という概念はありません。「自分がちゃんとできているか?」なんてことは気にし過ぎなくて大丈夫です。

あまり難しく考えずに「うちにあったスタイルってどんなだろう?」と皆さんに合った方法をできる限りできる範囲で取り入れていただけたら嬉しいです。

ぜひ肩の力を抜いて、皆さんなりの愛情を与えてあげてくださいね。

いかがでしたでしょうか?

皆さんの子育てを応援しています!

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登録者11万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より
登録者11万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より

幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

YouTube登録者11万人超。これまで1,200人を超える子どもの教育に携わらせてもらってきました。幼児教育現場で培った知識を世の親御さんにお届けし、親子共に成長できる子育ての実現を目的として活動しています。現在は、親御さん向けの子育てコミュニティの運営や、子どもの脳と心を育む子ども向け動画作成に力を入れています!

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