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中日復帰の福留孝介と「再びチームメイト」は、山井大介と平田良介と…

宇根夏樹ベースボール・ライター
福留孝介(写真:ロイター/アフロ)

 43歳の福留孝介が、中日ドラゴンズへ戻ってきた。前回、福留が中日でプレーしたのは1999年から2007年まで。その後、2008~12年はメジャーリーグ、2013~20年は阪神タイガースで過ごした。

 現在、中日に在籍している選手のうち、42歳の山井大介と39歳の藤井淳志、32歳の平田良介は、福留と再びチームメイトとなる(藤井は2020年の一軍出場なし)。偶然ながら、3人中2人は、福留と同じく名前の最後が「介」だ。

 3人とも、中日一筋。山井が一軍の試合に初めて登板したのは、2002年4月27日だった。藤井と平田の一軍初出場は、それぞれ、2006年の3月31日と8月26日だ。いずれの試合も、福留はライトを守った。ちなみに、この3試合に出場したのは福留だけでなく、立浪和義谷繁元信荒木雅博井端弘和岡本真也もそう。荒木は、内野守備走塁コーチとして中日に在籍。岡本は、仙台市で「うどん・もつ鍋也 真」を営んでいる。

 また、31歳のダヤン・ビシエドも、福留とチームメイトとしてプレーするのは、来シーズンが2度目となる。こちらの1度目は、日本プロ野球ではなく、メジャーリーグだ。2010~14年にメジャーリーグで通算483試合に出場したビシエドは、そのすべてがシカゴ・ホワイトソックスの選手として。福留は、メジャーリーグ通算596試合のうち、最後の24試合が、2012年のホワイトソックスだ。ビシエドと福留――当時はレフトのレギュラーと控え外野手――がともに出場したのは21試合。そのうちの6試合は、スターティング・ラインナップに揃い踏みした。

 なお、福留とチームメイトだったことがある中日の現コーチは、荒木だけではない。その時期(ともに一軍出場)は、バッテリーコーチの中村武志が1999~2001年、外野守備走塁コーチの英智(蔵本英智)が2001~07年、二軍・打撃コーチの波留敏夫が2001~02年、二軍・内野守備走塁コーチの渡邉博幸は1999~2007年。二軍・投手コーチの3人は、門倉健が1999年、小笠原孝が1999~2007年、浅尾拓也は2007年だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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