ヌートバーが開幕2試合目にスタメンから外れる。WBCでは7試合とも「1番・センター」だったが…
ワールド・ベースボール・クラシックにおいて、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)は、7試合とも「1番・センター」としてスターティング・ラインナップに名を連ねた。打率.269(26打数7安打)と出塁率.424、2盗塁(失敗なし)と4打点を記録し、好守とプレー以外の面も含め、日本の優勝に大きく貢献した。
カーディナルスに戻ったヌートバーは、「2番・レフト」として開幕を迎えた。最後の6打席目こそ、ホームランが出れば同点の場面で、試合終了となる三振を喫したが、その前に3度出塁した。2四球と1安打だ。
だが、開幕2試合のラインナップに、ヌートバーの名前はなかった。
セントルイス・ポスト-ディスパッチのデリック・グールドらによると、左手親指の突き指だという。8回裏に四球で出塁し、ポール・ゴールドシュミットの二塁打で三塁に滑り込んだ際に痛めたらしい。故障者リストに入るかどうかは、まだわかっていない。欠場が長引かないことを願いたい。
ヌートバーは、不動のレギュラーというわけではない。カーディナルスは、ロースターに5人の外野手を擁している(内外野を守るテイラー・モッターは、人数に数えていない)。
3月30日の開幕戦は、外野の左から右へ、ヌートバー、タイラー・オニール、ジョーダン・ウォーカーが並んだ。4月1日の2試合目は、アレック・バールソン、オニール、ウォーカー。あと1人の外野手は、ディラン・カールソンだ。DHは、2試合とも内野手のノーラン・ゴーマンが務めている。
通常よりも外野手が多いのは、ウォーカーが理由だ。2020年のドラフト全体21位は、AAAでプレーすることなく、今シーズンの開幕戦でメジャーデビューした。ここまでは2試合ともヒットを打ち、計3安打ながら、いずれもシングル。2本目と3本目は内野安打だ。
ウォーカーについては、こちらで書いた。