北海道平取(びらとり)町へ千歳から直行!観光にも最適・SHINTA号
北海道日高地方西部にあるアイヌ文化拠点の一つとして知られる平取町。平取町は2024年9月18日~11月3日に、新千歳空港駅の隣・南千歳駅と平取町を結ぶジャンボタクシー「SHINTA号」の実証運行中(外部リンク)です。
(シンタ:アイヌ語で「ゆりかご」の意味)
平取町と道央(札幌、千歳、苫小牧など)を結ぶ公共交通は道南バス(外部リンク)の路線バスを乗り継ぐしかなく、残念ながら本数が少ないので平取町との往来はマイカーが大半。SHINTA号はマイカーを利用出来ない町民や町外からの人が訪問する時に候補となるでしょう。
平取町には旧国鉄富内線振内(ふれない)駅跡に振内鉄道記念館があります(外部リンク)。筆者は鉄道記念館を訪問するため、南千歳駅から平取町振内までの往復でSHINTA号に乗車してみました。振内鉄道記念館だけでなく、他の平取町内の名所へのおでかけや出張にSHINTA号を利用してみませんか。
JR南千歳駅北口より乗車!
旅の始まりはJR南千歳駅「北口」。
南口(国道36号)側ではないので注意!
なお、JR南千歳駅北口バス停に発着するバスには、
帯広方面:とかちミルキーライナー
旭川方面:たいせつライナー
網走方面:千歳オホーツクエクスプレス(外部リンク)
苫小牧東港方面:新日本海フェリー連絡バス
JR南千歳駅は新千歳空港、千歳市内、札幌、苫小牧・室蘭・函館、帯広・釧路方面への乗換に便利です。
しかしSHINTA号はジャンボタクシーなので、タクシー乗場(バス停向かい)から発着。
なお乗車には前日17:00までの電話予約が必要です!また毎日運行ではなく、土・日・祝+月・水・金なので曜日に注意。
予約先は振内交通:01457-3-3021
運賃は大人片道1人1,000円(現金のみ)
乗客定員は9人。入口には平取町が用意したアンケートがあり、降車までに運転手に提出します。
SHINTA号は有料高速道路を使わないルート。
筆者は10時JR南千歳駅発のSHINTA号で向かいます。残念ながら乗車当日はJR南千歳駅発は筆者のみ、当日13:50振内発は乗客3人でした(筆者含む)。
苫小牧、厚真、むかわ、日高を通過
SHINTA号は国道337号→国道36号を苫小牧方面に進みます。
途中から道道129号→国道235号へ。
苫東中央インターから日高自動車道(無料区間)へ。
日高富川インターで降り、
国道237号を進んで平取町へ。
平取町内の道南バス停留所の一部には「ユーカラとすずらんの里びらとり」とあります。
平取町役場前を通過して間もなく、
平取町本町にある「ふれあいセンターびらとり」前に停車。道路渋滞もなく順調だったため、予定よりも10分早い11:05でした。
平取町は農業が盛んな地域ですが、国道237号沿いには競走馬が飼育される牧場も。
約5分で二風谷ダムが見えてくると、
次の停車地・二風谷コタンに到着。
二風谷コタン(外部リンク)は平取町にあるアイヌ文化拠点の一つで、平取町立二風谷アイヌ文化博物館(外部リンク)などの施設があります。アイヌ文化に興味がある旅行者はSHINTA号でぜひ二風谷へ行きましょう。乗車当日は乗降がなかったので通過。
二風谷コタンの近くにある温泉・びらとり温泉ゆから(外部リンク)にちょっと立ち寄りました。
国道237号の額平(ぬかびら)川にかかる橋からは沙流川との合流地点が見えます。
振内の手前からかつては旧国鉄富内線がありました。国道237号と道道131号との交差点付近に、振内鉄道記念館まで3kmの看板。
振内の集落に入ると、平取町振内支所の近くにある交通拠点・山の駅ほろしり館・SHINTA号の終点です。
平取行きは筆者一人で途中降車がなかったので、予定より30分も早い11:35に到着。
地元平取町の方は千歳や苫小牧、札幌に向かう時が多く、筆者の様な町外からの利用は観光以外でもあるとのこと。
SHINTA号の本格運行が実証運行後に行われるか注目したいと思います。
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