新千歳空港から旭川へダイレクト!高速バス「たいせつライナー」
旭川市は北海道内では札幌の次に人口が多い都市です。道外から飛行機で訪問なら旭川空港がベスト。しかし旭川空港は羽田空港発着便が中心(外部リンク)で、羽田以外の空港と直接結ぶなら、新千歳空港利用が便利なことが多いのです。一方JR北海道は新千歳空港と旭川を乗換なしで走る列車を運行していません。
実は道外の方があまり知らない、新千歳空港ー旭川を直行する都市間バスが運行されています。その名は北都交通(外部リンク)と旭川電気軌道(外部リンク)が運行する「たいせつライナー」。旭川市とその周辺の人が新千歳空港を利用する場合だけでなく、道外からの旅行者にも利用しやすいバスです。
千歳から旭川駅まで「たいせつライナー」に乗った時の様子をリポートしてみました。
始発はJR南千歳駅北口
「たいせつライナー」の千歳市側始発と終点はJR南千歳駅北口。空港利用だけでなく千歳周辺の地域からの利用も可能にしています。
JR南千歳駅は新千歳空港、千歳市中心部、恵庭・北広島方面のほか、夕張・トマム、苫小牧・登別・室蘭方面との乗換駅。なお「たいせつライナー」が発着する駅出口は千歳アウトレットモール・レラがある北口です。
JR南千歳駅北口から「たいせつライナー」に乗車出来るのはバスNAVI北海道(外部リンク)で予約し、支払いが済んでいる場合に限定。バス到着後、運転手に名前と予約番号を告げて乗車します。
筆者は16:10南千歳駅発のバスに乗車。当日の運行担当会社は旭川電気軌道(外部リンク)でした。
「たいせつライナー」は自由席。
4列ですがゆったりとしたシート幅です。
車内は無料Wi-Fiがあり、各座席にUSBコンセントがあって携帯・スマホの充電が可能。
バスは定刻にJR南千歳駅北口前を発車。高規格道路(道央圏連絡道路)を通り、新千歳空港へ向かいます。
新千歳空港国内線はANA側到着口近くから出発
ANA到着口そば・21番乗場から発車
新千歳空港到着後、「たいせつライナー」に乗りやすい航空会社はANA、AIRDO、IBEX、Peach(外部リンク)。4社(ANA側)の到着口(手荷物受取所2・3番)そばに北都交通の案内所・切符売り場があります。
「たいせつライナー」は北都交通案内所に近い21番バス停から出発。
21番バス停から「たいせつライナー」以外のバスも出発しますが、乗り場には北都交通の係員がいますので間違いにくいでしょう。
北都交通案内所からバス停に向かう時はバスのりば案内図での確認をおススメします。
一方、JAL、スカイマーク、ジェットスター、FDA、スプリングジャパンに乗って来た人は少し手間です。
JALなど一部航空会社利用者は乗場に注意!
JALなど5社(JAL側)の到着口(手荷物受取所4・5番)のそばに「たいせつライナー」を担当する北都交通・旭川電気軌道の案内所はありません。北海道中央バスの案内所がありますが、仮に質問しても北都交通案内所を回答されるのみ。
新千歳空港のバス・タクシー出発レーンは、ビル中央部でつながっていません。JAL側から北都交通案内所があるANA側や21番バス停に向かうには一度外気に触れるバスレーンを進む必要があります。
「たいせつライナー」は原則バスNAVI北海道(外部リンク)での予約・精算が必要。しかし飛行機のダイヤの乱れなどの理由で予約・支払せず新千歳空港へ向かいたい、新千歳空港到着後に「たいせつライナー」の便を確定したい場合は、新千歳空港の北都交通案内所へ営業時間中に訪問して下さい。
旭川行は国際線ターミナルにも停車
「たいせつライナー」のうち旭川行きのみ、国際線ターミナルからも乗車可能。反対方向の旭川発新千歳空港方面行きは、国内線バス降車レーンで下車となります。
筆者が乗った便は国内線21番バス停を定刻の16:25に、国際線85番バス停を16:27に発車しました。
新千歳空港からは再び道央圏連絡道路を南長沼ランプまで快走。更に長沼ー(国道274号)ー三川(由仁町)ー(国道234号)ー岩見沢ICの順で進み、道央自動車道に入ります。
岩見沢SAで10分休憩
道央自動車道岩見沢SAに17:30到着し、10分間休憩します。
10分休憩なのでトイレに行き、人によっては飲料を自販機で買う程度。
休憩後は再び道央自動車道を北上します。
旭川市内停留所は旭川駅以外要注意!
道央自動車道・旭川鷹栖ICで降り、旭川市内を走行します。
旭川市内各停留所で降車があれば止まります。なお北海道中央バスなどが運行する高速あさひかわ号とは停留所が違います(外部リンク)のでご注意ください。
終点は旭川電気軌道の車庫・共栄バスターミナルですが、筆者は都合によりJR旭川駅前で下車。この日は18:55と10分早着。なお共栄バスターミナルには「たいせつライナー」専用の無料駐車場があるので地元の方には大変便利です(外部リンク)。
旭川駅前にある旭川電気軌道総合案内所(ツルハビル1階)で「たいせつライナー」の乗車券を予約・購入が可能(外部リンク)です。
旭川発・着共に旭川駅前は9番バス停。
まとめ
1.新千歳空港と旭川を結ぶ高速バス「たいせつライナー」は旭川電気軌道と北都交通が運行。
2.千歳側では旭川発・旭川行ともJR南千歳駅北口と新千歳空港国内線に停まる。なお旭川発は新千歳空港国際線ターミナルには停車しない。
3.新千歳空港国内線バス停・案内所共にANA側が利用しやすい。
4.旭川市内停留所は北海道中央バスなどの高速あさひかわ号とは旭川駅前を除いて異なる。
5.バスNAVI北海道でのネット予約・支払いでの利用が原則だが、北都交通・新千歳空港案内所と旭川駅前・旭川電気軌道総合案内所で予約・購入は可能。