Yahoo!ニュース

質の良い睡眠にも必要!?夏に不足しがちな【マグネシウム】摂取のポイントを紹介

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

「マグネシウム」という栄養素の名前は誰もが聞いたことがあるかもしれませんが、何の役割をしているのか、どの食品に含まれているのか、詳しくは知らない方が多いのではないでしょうか?

特に暑い夏の時期は、マグネシウムが不足しやすいといわれています。体がマグネシウム不足にならないように、意識的に対策を行なっておく必要があるでしょう。

・なぜ夏にマグネシウムが不足しやすいといわれるの?

マグネシウムは、ナトリウムやカリウムとなどと同様に「ミネラル」の1つです。
これらは特に汗をかくことで奪われやすいことがわかっています。夏は汗をかきやすい時期なので、奪われたミネラル類をしっかり補給する必要があります。

汗をかいた時の塩分補給(ナトリウム)は有名かもしれませんが、マグネシウムも不足している可能性があるので注意が必要です。

・マグネシウムの役割とは?

マグネシウムは体の機能において多くの役割を持つことがわかっています。
骨の形成、筋肉の弛緩、神経の伝達、代謝系など、部位もさまざまです。不足することで、脚の攣り、不整脈、吐き気、高血圧や糖尿病のリスク上昇にも影響することが報告されています。
普段から意識的に不足に気を付けておきたい栄養素の1つです。

・マグネシウムの摂取法3つ

❶植物性食品から摂取

  • 豆類:納豆、豆腐、枝豆、きな粉、ゴマ
  • 海藻類:海苔、わかめ、ひじき
  • ナッツ類:アーモンド、カシューナッツ、くるみ、落花生
  • 穀類:そば、玄米、全粒粉パン、キヌア
  • 野菜類:ほうれん草、モロヘイヤ、ゴボウ、アボカド、バナナ、切り干し大根
  • キノコ類:しいたけ、きくらげ、舞茸

❷動物性食品から摂取

  • 魚類:シラス、カツオ、キンメダイ、シシャモ、エビ
  • 貝類:あさり、はまぐり、牡蠣

❸皮膚から吸収

・お風呂で吸収

マグネシウムは皮膚から吸収させることも可能です。
エプソムソルトという名称の硫酸マグネシウムを原料とした入浴剤を使用し、入浴中に皮膚から吸収させる方法があります。入浴で体が温まり、同時にマグネシウムも吸収できるため、特に血流アップが期待できるとされています。

・塗って吸収

ローションタイプ、スプレータイプ、クリームタイプの商品なども存在します。医薬品ではありません。
マグネシウムが不足すると脚が攣りやすくなるので、攣りが気になる方は攣りやすい部位を中心にマグネシウムを塗ることが可能です。
筋肉痛や肩こりが気になる方へもおすすめとされています。

さいごに

マグネシウムは不足しがちな栄養素といわれていますが、過剰に摂取してしまうと腎臓などへ負担がかかってしまう可能性があります。食事からの摂取だけでは過剰摂取は考えられにくいですが、薬やサプリメントを使用する場合は気をつけましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 健康系やインテリア系記事のライターをしたり、睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、薬局で勤務したりしています。

rina 睡眠インテリアの最近の記事