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うちの子仲間外れ!?子どもたちに聞いた一人でいる理由

なっつせんせい保育士・ほめ育てアドバイザー

新学期が始まり1か月。

年中ありますが、この時期多いのが「お友達と関わってないみたいで心配です」「仲間外れにされているのでは?」との声。

ご家庭で「誰と遊んだの?」という問いに対し「一人だよ」もしくは「分からない」なんて話があると、心配になるのも無理はありません。

そこで今回は、現役保育士が保育現場で見聞きした一人で遊んでいる子の理由についてお伝えいたします。

「こういうことで一人のパターンもあるんだ」と視野を広げると心配も減るかと思いますので、参考にしていただけたらと思います。

今は一人で楽しみたい!!

「一人で折り紙がしたいの」
「一人でブロックで大きいのを作りたい!」
「絵を描くことが楽しい!」

単純にみんなで遊ぶことより、一人遊びで充実感を得ている子がいます

いくらお友達と遊ぶよう促したところで、その子にとっては有難迷惑。さらに、友達と一緒に何かを作ることで「違う!こうしたかったのに!」と喧嘩になってしまうこともよくあるんです。

一人の方が目の前のことに集中できたり、何か自分の理想とする壮大なものを作り上げ達成感を得て「見て!こんな大きいものできた!」と嬉しそうにしている姿もよく見ます。

今は遊びたくない気分

「遊びたい気分じゃなかったから、ここにいたの」

子どもだからといって、いつでもどこでも誰かと何かで遊びたい!というわけでもないようです。

今は別に遊びたくないと考えて、あえてみんなから離れた場所にいたり、遊びに入るまで時間をかけてプランを練っていたり、友達ではなく先生と話したかったということも

教室の端の方でお友達の様子を見て楽しそうに笑っている子もいるので、タイミングを見て一緒に遊ぶことができるよう促すものの、それはまだ早かったなんてことも。

個々のタイミングがあって、時期が来れば遊ぶようになったり、波長が合う子を見つけた頃に急にお友達との関わりが増えることもあります。

終わりに

子どもにもタイミングがあり、問題があって”友達と遊べない”ではなくあえて”遊ばない””一人で遊ぶ”を自ら選択している場合もあります。

強制的に遊ぶ方向に促したり、あまり心配しすぎるとお子さんの負担になってしまうので、お子さんが今何を楽しんでいるかを大事にしてみてくださいね。

保育士・ほめ育てアドバイザー

関わる大人次第で子どもは伸び伸び成長!【保育歴10年以上】【ほめ育ての知識】で、現場で実践したお子様との関係が良好になるちょっとした工夫、保育現場でのリアルなエピソードをお伝えします!

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