手土産・年末年始に 大福+おはぎの風味? 東京下町にしかない大サイズの「こごめ大福」とは
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
年末年始に欠かせないお菓子が和菓子。今日は、ちょっと変わり種で、大サイズの大福のご紹介です。
竹隆庵岡埜(ちくりゅうあん おかの)秋葉原店
秋葉原にある、竹隆庵岡埜(ちくりゅうあん おかの)秋葉原店。
駅から5分ほどですが、決して人通りが多い通りではありません。
看板商品という「こごめ大福」は、大きなサイズで1個350円。
こごめ餠とは、江戸時代に庶民に人気があったお餅で、もち米に普通のお米(うるち米)を混ぜたことが特徴。
こごめ餅の名前の由来は不明ですが、脱穀、選別した時に出る割れた米や小さな米(小米・こごめ)を、庶民が餅にして活用したことからとも言われます。
白餅と草餅があります。
餅は伸びがよく弾力がありますが、食べるとおはぎの風味も感じられることが特徴。言わずもがな、うるち米の効果です。
同時に、よく伸びる普通のお餅の感覚もありますので、大福とおはぎのいいとこどりの唯一無二の和菓子です。
たっぷりのあんは、良い小豆を使っており手堅いつくり。皮の感触を少し残したつぶしあん(粒あんとは異なります)。甘さも標準です。
よもぎ味は、天然のよもぎの風味がしっかり。絶妙な「おはぎ感」が分かりやすいのは、白餅の方です。
※愛用の芸能人 故石原裕次郎、田辺智加(吉本興業、スイーツに詳しい)
竹隆庵岡埜(ちくりゅうあん おかの)秋葉原店
TEL:03-3862-4617(地図)
定休:年始、日曜
営業時間の短縮
・12/31 9時半~16時半
・1/5(日曜日ですが営業)9時半~16時
・1/6 9時半~17時
※ほかに1/2から営業の支店もあります
竹隆庵岡埜(ちくりゅうあん おかの)町屋店
町屋店は、都電の町屋二丁目駅前の静かな住宅地にあります。
大きな声では言えませんが、お菓子は、大きな駅の便利な場所で日持ちがするものを売るのが一番儲かります。
竹隆庵岡埜は、テナント料にお金をかけず、看板商品のこごめ大福は日持ちが当日中。品質本位であることが分かります。
また、うるち米を混ぜるという発想は、高級志向が強い山の手では根づかなかったかも知れません。下町に展開するこのお店ならではの、ここにしかない和菓子です。
なお、日持ちするお菓子も何種類かありますので、ぜひ訪ねてみてください。
竹隆庵岡埜(ちくりゅうあん おかの)町屋店
TEL:03-3810-4617(地図)
定休:元旦、水曜
初詣は混まない年内に行ってはダメ?「幸先詣」について各神社に聞いてみた
東京駅で手土産 マダムがまとめ買いする「有名じゃない方」の東京バナナはずっしり重く、格安で絶品!
年末年始これから予約可 訳アリで「今年だけ」空室が多い、草津に劣らない硫黄温泉
このほかの店舗(定休は公式サイトから転記)
・本店(台東区根岸)休:元旦、水
・日暮里店 休:元旦
・鶯谷北口店 休:年始、日、月
・入谷店 休:元旦、水
・上野店 休:年末年始、土日
・新御徒町店 休:年始、日
・神田店 休:年末年始、土日祝
百貨店での取り扱い(ほかに曜日限定あり)
・松坂屋上野店:本館1Fほっぺタウン(常設)
・エキュート上野店:上野駅構内 みやげ菓撰(常設)
竹隆庵岡埜は、関東広域圏、宮城県で放映の「カクエキ!」で紹介されました。
【カクエキ!町屋駅 全ロケ地】何がある? あんこの和菓子激戦区 おはぎ、大福、どら焼き、今川焼#43(とらべるじゃーな!)
こごめ餅は、福井県でもよく食べられています。
【ブラタモリ福井 全ロケ地】タモリさんが消えた都市・一乗谷を訪ねる#120(とらべるじゃーな!)