【姫路市】生地の感触と旨みの余韻が残る本格ナポリピッツァ! キッチンカー仕様の特注ピザ窯は現地から
このところ、千姫はキッチンカーにハマっています。実店舗を構えず、キッチンカーのみで勝負している本格ナポリピッツァの「Pizza Napoli SATISFACTION」へ。姫路では月2回ほど、木曜昼に開催している「ヒメジランチマーケット」に出店中。
生地は生き物、ふっくらと
「ヒメジランチマーケット」の開催中、会場となる大手前通り沿いのレンタルスペース「トキトバ」には主に近隣で働く人がランチを求めて訪れています。
「SATISFACTION」のカーは地中海ブルーです。
ピッツァ職人の宮野健治さんは神戸・大阪・東京でピッツァを中心とするイタリアンを15年学び、5月にカーデビューを果たしました。実家は寿司店。物心がついたときから料理人になると決め、繊細な和食より性分に合う豪快なジャンルのイタリアン道を進んだと話します。
カーの中には約800kg、最高到達温度550度のピザ窯。
キッチンカーに合わせた特注品で、ナポリから船で運んできたそう。色合いもカーにマッチしています。
いきなり宮野さんから衝撃の発言が。
宮野さん:昨日、JR三ノ宮駅前広場で出店したんですけど、生地に納得がいかなくて1枚も販売せずに引き返してきました。
千姫:へ?
宮野さん:生地は生き物。ストレスをかけずに寝かせて、ふっくらさせるんですよ。そのふくらみが足りなかったので。
千姫:経験がある宮野さんでも?
宮野さん:こんなことは初めて、理由も不明。お客さんには、それでも売ってって言われたけれど。
生地の「NO SATISFACTION」エピソードから推測するに、仕事に対してとても厳しい人なのでしょう。
薪窯で焼きあげたナポリの味
本日の生地の具合は大丈夫!と確認。「マルゲリータ」をお願いしました。
いざ、窯へ。
480度で1分10秒ほど。
千姫のピッツァが、そこにいる。ワクドキッ。
出てきた。
命の生地は、香りがよい。縁の第一食感はカリッ、少しすると、ちょっぴりモチッ。トマトソースの酸味が広がり、モッツァレラとバジルも主張し過ぎていません。生地が主役。1枚なんて、ペロリだわ。
レギュラーメニューはほかに、「しらすのマリナーラ」「淡路産玉ねぎとアンチョビ」といった5種類。季節メニューと変わり種の限定メニューも。
野菜は主に神戸の直売所からのものを使っています。
ふと、目に留まったシチリア産ビール。
「麦の味がしっかり感じられます」と宮野さん。興味があります。
ピッツァは余韻が残り、忘れられない味となりました。
そして気づいたのです。キッチンカーでの販売ですが、「Pizza Napoli SATISFACTION」のピッツァを口にした瞬間、現地のレストランで食べている感覚になることを。
Pizza Napoli SATISFACTION
電話番号:090-5363-1495
次回の姫路でのイベント出店
「ヒメジランチマーケット」
日時:10月13日(木)・27日(木)11:00~14:00
場所:兵庫県姫路市呉服町47のトキトバ(TOKITOBA)
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