【京都市】降り続く雨で桂川や鴨川は増水するも流れは穏やか 京の人気商店街や錦市場も通常の賑わい!
京都地方気象台が2024年08月31日16時51分に発表した「令和6年 台風第10号に関する京都府気象情報 第14号」(外部リンク)によると「台風第10号は9月1日朝にかけて潮岬の南東をゆっくり東へ進み、その後9月2日にかけて本州を北上し、熱帯低気圧に変わる見込みです。台風本体の暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、引き続き大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。京都府では、9月1日昼前から再び局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。」としています。
8月31日に阪急沿線を巡ってみました。松尾橋から望む桂川は、降り続く雨の中で増水はしていたものの、流れは穏やかでした。暴風雨が無かったことによるのでしょうか。
阪急電車に乗って四条河原町方面に向かいます。「暴風雨が強くなった時には運行見合わせもございます」のアナウンスは流れたものの、通常運行がなされていました。この7月より運行を開始した阪急電鉄京都線の座席指定サービス「PRiVACE」も順調に運行されていました。
四条大橋付近から鴨川を臨むと、こちらもかなりの増水でしたが、意外と流れは静かでした。三条大橋まで河川敷を歩いてみました。川床の各店舗は、テーブルやイスをひとまとめにして防護シートを被せてありました。川床は利用停止ですが、ほとんどの店舗が屋内営業をしています。
欄干が作り変えられてまだ完成から1年の三条大橋は、真新しい木と擬宝珠などが雨に濡れて独特の風情を醸し出していました。2023年の台風による暴風雨で倒壊した地蔵尊の祠も直されて補強されていました。
午後から修学旅行のメッカの新京極商店街に入ると至って普通にほとんどの店が営業をしていました。実は京都あるあるで、雨が降るとアーケードのしっかりした新京極や寺町商店街、錦市場などに人が流れます。ご存じでしたか? 実は阪急電車の9番出口は新京極商店街のアーケードの中につながっているのです。梅田や十三からも全く雨にぬれずに来ることが出来ます。
錦市場なども通常と変わらないほど人であふれていました。ほとんどがインバウンドの人たちになります。
午後からは雨もすっかり止んで、京の街は穏やかな日常を取り戻していました。
京都地方気象台は、台風10号が9月2日にかけて近畿地方東部を北上し、京都府では1日昼前から再び雨が強まる恐れがあるとして、土砂災害や浸水害への警戒を呼びかけています。