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20歳のニューヒーロー100打点目が決勝打に 「40-40」まであと5本、2盗塁<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
キム・ドヨン(写真:KIAタイガース)

8日のKBOリーグは4試合が14時開始のデーゲームで行われた。

首位KIAタイガースと最下位(10位)キウムヒーローズの対戦は両先発の投手戦に。1-1の8回表、キウムはKIAの継投陣からチャンスを作り、押し出し四球で1点をリードした。

しかしその裏KIAはヒットと送りバントで二塁に走者を進めると、2番ソクラテス・ブリトーのタイムリーで2-2の同点とした。

続く3番キム・ドヨンはレフト線への適時三塁打。3-2と勝ち越しに成功し、さらに2点を追加したKIAが5-2で勝利した。KIAは4連勝で80勝一番乗り。1位確定マジックを6に減らした。

決勝打のキム・ドヨンはこの日の2打点で今季100打点に到達。ここまで35本塁打、38盗塁、128得点を記録し、リーグ3人目のシーズン30本塁打30盗塁100打点100得点達成となった。

プロ3年目、20歳のキム・ドヨンは129試合に出場し、リーグ3位の打率3割4分5厘を記録している。

(関連記事:20歳の三塁手が30本塁打30盗塁を達成 リーグ最年少、最速111試合目での到達

映像:キム・ドヨンの100打点目となる決勝打(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「40-40は元巨人の助っ人が達成」

KBOリーグの「40-40」は過去1人のみ達成。NCダイノスのエリック・テームズ(元巨人)が2015年に47本塁打40盗塁をマークしている。

◇9月8日(日)の結果

・LG 14 - 3 ハンファ(チャムシル)

 勝:エルナンデス

 敗:チョ ドンウク

・サムスン 10 - 2 NC(テグ)

 勝:ウォンテイン

 敗:イ ヨンジュン

・KIA 5 - 2 キウム(クァンジュ)

 勝:クァク トギュ

 敗:フラード

・ロッテ 6 - 11 SSG(プサン)

 勝:エリアス

 敗:バーンズ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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