開幕8試合で4本塁打&14打点のセンターが左手首を骨折。代わりに内野手が昇格する
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アダム・デュボール(ボストン・レッドソックス)は、開幕から8試合で4本のホームランを打ち、14打点を挙げた。どちらも、4月9日を終えた時点ではア・リーグ1位タイ。打率.455と出塁率.514は、ア・リーグで30打席以上の96人中、2位と3位に位置した。
4本のホームランのなかにソロはなく、2ランが3本と3ランが1本。その2本目は、サヨナラ本塁打だ。それについては、「サイクル安打にリーチをかけた打者が、さらに価値ある一打。ドラマを生んだのは吉田正尚の…」で書いた。
けれども、当分の間、プレーすることはできない。4月9日の9回裏、浅いフライの捕球を試みた際に、デュボールは左手首を痛めた。ボールは、いったんグラブに収まった後、フィールドに転がり、記録はヒットとなった。
そこで交代したデュボールは、翌日、故障者リストに入った。左手首の亀裂骨折だ。手術を要するかどうかは、まだ不明ながら、少なくとも数週間は離脱することになる。
デュボールは、今シーズンがメジャーリーグ10年目。2016~17年と2021年は30本以上のホームランを打ち、2016年と2021年は100打点以上を挙げている。2021年はナ・リーグの打点王となり、外野3ポジションを守ってゴールドグラブに選ばれた。昨シーズンは、骨折ではないものの、夏に左手首を痛め、手術を受けてシーズンを終えた。オフにFAとなり、1年700万ドルでレッドソックスに入団した。
デュボールに代わってアクティブ・ロースターに入ったのは、内野手のボビー・ダルベックだ。AAAから昇格した。デュボールが抜けたセンターは、ロブ・レフスナイダーとライメル・タピアが守ることになるだろう。4月10日の試合は、レフスナイダーが「5番・センター」として出場した。
レフスナイダーとタピアは、ともにメジャーリーグ8年目。通算本塁打は、2人合わせて39本に過ぎず、2021年のデュボールより1本多いだけだ。
あるいは、遊撃手としてプレーしているキーケー・ヘルナンデスが、センターへ戻る可能性もありそうだ。過去2シーズンとも、キーケーはセンターをメインとしていた。
その場合、併殺デュオは、クリスチャン・アローヨとキーケーから、アローヨとユー・チャンとなるのではないだろうか。アローヨが二塁から遊撃へ移り、チャンは二塁を守るか、アローヨは二塁のまま、チャンが遊撃に入るか、どちらもあり得る。ダルベックも、遊撃の経験は皆無ではないものの、基本的には内野両コーナーを守る。