「4番」を誰が務めるか。アギーレジャパンが退屈ではない最大の理由
つい何年か前まで、センターバックはスウィーパーとストッパーに役割が別れていた。相手のセンターフォワードにマンマークでつくストッパーと、それをカバーするスウィーパー。日本代表で活躍したコンビでは、柱谷哲二(ストッパー)と井原正巳(スウィーパー)を真っ先に思い出す。
ストッパーは屈強さが求められる武闘派。スウィーパーはカバーリングとパス出しのセンスが求められる頭脳派。大雑把に言えばそうなる。
攻撃センスの高いスウィーパーはリベロとも呼ばれた。
最初にリベロの地位を確立したのはベッケンバウアー。その影響で、ドイツにはある時まで、リベロの文化が定着していた。マテウス、オラフ・トーンなど、10番をつけてプレイした選手が晩年、リベロに下がり、最後尾から攻撃センスを発揮するケースも目立った。
だが、リベロの基本ポジションは4バックの背後。というわけで、スタイルは5バックだった。
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たかがサッカー。されどサッカーのバックナンバー 2014年10月
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