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シニアは特に気を付けたい、睡眠の質の低下につながる!?NG行動3選

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

子どもから高齢者まで、睡眠の不調はどの年代でも感じる可能性がありますが、特に年を重ねると睡眠の不調を感じやすいといわれています。年を重ねることでどうしても体の不調は出やすくなってきてしまうため、それなりの対策が必要とされるでしょう。誤った自己流の対策では、逆に睡眠へ悪影響となる場合もあるので注意が必要です。

・年齢と睡眠の変化

歳を重ねるごとに、睡眠に不調を感じやすいといわれています。
その原因の1つが、睡眠ホルモンメラトニンの分泌量低下です。メラトニンが体内で分泌されることで、自然な眠気や質の良い睡眠が得られます。
このメラトニンの分泌量は子どもの時期に最も高く、徐々に減少してくることがわかっているため、年を取るとどうしても睡眠に不調を感じやすくなってしまいます。
ただし、歳を重ねるごとに必要な睡眠時間も減ってくるといわれています。個人差はありますが、若い時と同じ睡眠時間は必要ないといえるでしょう。無理に長時間寝ようとする必要はありません。

・シニアは特に気を付けたいNG行動3選

❶就寝前の水分を控える

夜にトイレのために起きたくないからといって、寝る前の水分を控えていませんか?過度な水分摂取は控えた方が良いですが、適度な水分補給は必要です。

特に暑い夏の時期は夜間の脱水症状が起こりやすく、熱中症のリスクをはじめ、心筋梗塞脳梗塞のリスクも高まってしまいます。これらの症状は命にもかかわるため、夜間のトイレを気にして水分を控える行動はかなり危険といえます。
また年齢を重ねることで喉の渇きを感じにくくなっています。積極的に適度な水分補給を行うようにしましょう。

❷眠くなる前に布団に入る

疲れを取りたいからといって、眠気を感じる前に布団に入ってもすぐには眠れないでしょう。
布団は寝るための場所です。布団の中でなかなか寝付けずに過ごしてしまうと、「布団は眠れない場所」と頭が認識してしまい、余計に寝つきが悪くなってしまう可能性があります。

年齢を重ねるごとに必要な睡眠時間は減ってくるといわれているので、疲れたからといって無理に長い時間寝ようとする必要はありません。必要な睡眠時間は個人差もあれば、年齢による変化もあります。

❸沈み込みやすいマットレスで寝る

歳を重ねることで、誰でも体の不調は起こりやすくなります。その1つが腰痛です。

腰痛持ちの人は特に、睡眠時に楽に寝返りをしやすい寝具が適しているといわれています。やわらかくて沈み込むマットレスより、硬めや高反発のマットレスの方が基本的に寝返りをうちやすいとされています。沈み込むマットレスだと、寝返りをするのにある程度の力が必要となりますし、寝返り回数が減ってしまうと体の一部分が圧迫され続けて血流が滞り疲労感凝りが生じるリスクが高くなります。
寝具の硬さは好みがあるかもしれませんが、体に合うものを選ぶようにしましょう。

さいごに

睡眠の不調が続いてしまうと、日中の疲労感やダルさをはじめ、高血圧、糖尿病、認知症などのリスク上昇にもつながることが報告されています。睡眠には個人差がありますが、睡眠の不調が続いてしまうと他の疾患のリスクにも繋がるため、自己流対策は避け、必要に応じて医療機関への受診も検討するようにしましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 健康系やインテリア系記事のライターをしたり、睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、薬局で勤務したりしています。

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