オートバイのあれこれ『ドゥカティは今、新時代を迎えている!』
全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。
今回は『ドゥカティは今、新時代を迎えている!』をテーマにお話ししようと思います。
ちょっとコラム的な内容になるかと。
バイクに詳しい人は、このように言います。
「ドゥカティといえば、Lツイン!」
ドゥカティはバイクメーカーとして長い間、Lツインエンジンという独自の形(L型2気筒)のエンジンを採用し続けてきました。
ホンダ等、日本のメーカーは単気筒や2気筒、4気筒などいろいろなカタチのエンジンを手がけてきましたが、主に1970年代以降のドゥカティが作るバイクは、ほぼ全てLツインエンジンだったのです。
しかし最近になって、そんなドゥカティにも変化が見られるようになりました。
最も分かりやすいのが、2018年に登場した『パニガーレV4』。
その車名どおり、V型4気筒エンジンを搭載しています。
「L型」でも「ツイン」でもない!
「ドゥカティからV4マシンが出る」と聞いた時、とても驚いたのを覚えています。
パニガーレV4はドゥカティが歴史的に新たなフェーズを迎えた、その象徴的な存在と言えるでしょう。
そしてこの度、そんなV4に加え、なんと単気筒エンジンのバイクも新たに開発されました!
『ハイパーモタード698モノ』というモデルです。
「モノ」はもちろん、単気筒の意味。
正直、私はドゥカティが今になって単気筒のバイクを造るとは思ってもみませんでした。
V4エンジンの路線を拡大していくと踏んでいたのです。
この単気筒マシンの出現も、V4と同様、ドゥカティの新たな一歩、新たな歴史の1ページと言えるのではないでしょうか。
10年前、5年前に、ドゥカティから単気筒エンジンの新型が出るなんて誰も想像していなかったはず。
私はドゥカティ唯一無二のLツインが大好きですが、この単気筒は一度乗ってみたい。
「ドゥカティが作る単気筒って、どんなフィーリングなんだろう?」と、好奇心が止まりません。
《参考》
ハイパーモタード698モノ(ドゥカティ公式サイト)