ここ数年アウトドアに注目が集まり、第二次キャンプブームともいわれています。20年ほど前にも第一次キャンプブームがありましたが、女性には少しハードルが高く、いつの間にかブームが終わっていました。でも、最近のグランピングテントは、アウトドアに不慣れな女性でも気軽に、そして快適に楽しむことができます。

2022年のゴールデンウィークにオープンする「グランドーム富士忍野」の試泊・内覧会に参加し、まるで高級ホテルのような快適なテントの中で、大自然を満喫してきました。

東京から車で90分！自然豊かな忍野村にオープン

四方を山で囲まれた、自然豊かで名水の産地として知られている山梨県忍野村にオープンする「グランドーム富士忍野」。桂川の清流が流れ、野鳥のさえずりが響く広い敷地に、独立型の宿泊施設が8棟だけ。親しい人達と心ゆくまで、プライベートなアウトドア体験ができるグランピングリゾートです。

なんといっても目の前には雄大な富士山の姿が！この場所にいるだけでパワーがもらえそうです。

アクセスは車の場合、東富士五湖道路「山中湖IC」を降りて約6分。東京からなら約90分です。

公共交通機関を利用する場合は、JR御殿場線の「富士山駅」から路線バスで20分、「忍野入口」バス停下車徒歩8分です。「忍野八海入口」バス停と間違えないよう注意してくださいね。

富士山駅までは車で15分なので、後から合流するという人を迎えに行くのにも便利です。

付近の観光スポットにも行きやすく、世界遺産の忍野八海まで歩いても20分ほど。山中湖と河口湖は、どちらも車で15分前後と、グランピングと一緒にいろいろ楽しめます。

シーンにあわせて選べる客室

客室タイプは全部で3種類。アクアドーム5棟、ラビステント2棟、ヴィラフォレスタ1棟。親子三代での利用やワーケーション、カップル、サークルの仲間同士など、利用するシチュエーションにあわせて選べます。そして、すべての棟に天然温泉つき！これは山梨初とのこと。

ヴィラフォレスタは、プライベートプールつきで、富士山を見ながら仕事ができるワーケーションスペースもあり！わ～嬉しいな～（棒）

ラビステントは、テント内に天蓋のかかるラグジュアリーな室内。天井も高くゆったりと過ごせます。アラビアンナイトのお姫様になった気分。

今回私が利用したのはアクアドーム。二重構造のテントは冷暖房完備で、Wi-Fiもサクサク繋がり、コンセントの数も十分足りています。ベッドの寝心地も最高！透明なドーム部分からは景色が見え、まるで外で眠っているかのような開放感。

さらに敷地内にトイレとダイニング、24時間入浴可能な天然温泉もあるんです

第一次キャンプブームで女性に敬遠された、地面からの底冷え、暗闇を歩いて行くトイレ、順番待ちで好きな時間に利用できない共同シャワーなどの問題は、すべて解決されているんですよ。

大自然を管理された快適な空間から楽しむって、極上の贅沢だと思いませんか？

なんとテントサウナまで敷地内に設置されています。自然の中で楽しむサウナ。ここは北欧ですか？

大自然の中で味わう山梨のご当地グルメ

そして、自然の中で食べるご飯は最高！カップラーメンだって家で食べるより5割増しにおいしい！とはよく聞きます。

が、これだけスペシャルな空間にいるのですから、山梨のご当地グルメを味わっちゃいましょう。

オールインクルーシブのワインサービス

まずは山梨といえばワイン！しかも一升瓶ワイン！私は山梨に旅行へ行くと、一升瓶ワインを数本買い込んできます。

グランドーム富士忍野では、16時から19時の間キッチンカーでワインのサービスがあるんです。オールインクルーシブなので、料金は無料。

この日は赤・白2種類ずつ、4本のワインがありました。おつまみには燻製されたミックスナッツも。

キャンプで面倒なテントの設営などもないので、荷物をテントに入れたら早速ワインをいただきましょう。温泉は窓を開けると半露天風呂となるので、川のせせらぎをBGMにワイン。非日常な時間を過ごしました。

山梨の食材を贅沢にバーベキューで

夕食はバーベキュー。自分で持ち込みも可能ですが、事前予約で山梨のこだわり食材をお部屋まで運んでもらえます。バーベキュー用に野菜を切ったり、お肉をパックから出したりという手間はいっさいなし！

ガスBBQコンロで焼くだけ！

そう、BBQコンロもガスなので、炭火のように火をつけるのに苦労したり、火力調整で四苦八苦しなくても、簡単においしい夕ご飯が完成するのです。

この日のメニューは

甲州牛のサーロインステーキ・14日間熟成肉のサーロインステーキ・忍野サーモンのハーブ焼・GRILL野菜のアンチョビバター・アワビのアヒージョ・アリゴ（チーズフォンデュ）焼き野菜添え・ブイヤベースポット＆パスタ・新鮮野菜のサラダ・バケット・フルーツ

どれも調理済みなので、本当に焼くだけで豪華なディナーの完成です。

言うまでもなく、どれもおいしい！やわらかい甲州牛のサーロインステーキ、熟成させて旨味が凝縮したステーキ、どちらも甲乙つけがたいおいしさ！

忍野サーモンは白ワインがぐいぐい進んじゃいます。

コンロに弱火機能や保温スペースががあるので、焼き上がりを待つ手持ちぶさたな時間もなし。熱々のお料理と、冷蔵庫で冷やしておいたキッチンカーのワインで、楽しいディナータイムです。

食事の後は、サッと汚れを落としたスキレットをボックスに入れて戻すだけなので、面倒な後片付けもなし。

楽すぎ！

焚火を囲んでまったりタイム

食後はテラスの焚火スペースで、揺らぐ炎を眺めながらくつろぎの時間を。マシュマロを持ち込んでスモアにしてもいいですね。

我が家はワインを片手にディナーの残りをつまみながら、1時間ほどゆったりと過ごしました。

ベーグルサンドの朝ごはん

朝も指定した時間に、食材をテントまで運んできてくれます。中にはブルドポーク・マッシュポテト・サーモン・アボカド・サラダ・ヨーグルト・牛乳が入っていました。

ベーグルをBBQコンロで焼いて、ベーグルサンドの朝ごはんです。

前夜のバケットも残っていたので、オープンサンドも作りました。朝からボリューミー。

朝の澄みきった空気は、最高の調味料となります。

キャンプ初心者にこそオススメ！

グランドーム富士忍野でのグランピングは、キャンプの面倒な部分がすべて解決されていて、ホテルのように快適な時間を過ごすことができます。この居心地の良さは、普段忙しい主婦ほど、一度体験したらクセになってしまうはず！

女子旅にもオススメ！BBQは焼き担当の男子がいないとね～と敬遠しがちだったかもしれませんが、ここではBBQコンロがまるで専属シェフのように、放っておいてもお料理をおいしく仕上げてくれるんです。

もちろん、バリバリキャンパーだった人も、本格的なグッズや豊かな自然にきっと満足できることでしょう。目の前の桂川はヤマメやマスといった渓流釣りのメッカ。釣った魚で夕ご飯のおかずを一品増やすのもいいですね。

初心者から上級者、いや、その先の人まで満足できるグランドーム富士忍野は、2022年のゴールデンウイークにオープン！新しい旅の楽しみ方が始まります。

※記事作成にあたり、試泊・内覧会にてお料理などのご提供をいただきました。