今年も熱中症に注意 スマホで入れる保険に注目 #専門家のまとめ
2024年も猛暑が予想される中、注意したいのが熱中症です。電気料金の補助は8月からの再開が決まったものの、7月はエアコンの節約による熱中症リスクが指摘されています。
その中でスマホで簡単に加入できる保険商品への注目度が高まりそうです。2022年にはPayPayが業界で初めて熱中症に特化した保険商品を提供。2024年はドコモが参入し、内容や料金、ポイント付与などを比較して選べるようになりました。
ココがポイント
▼6月から電気料金は実質値上げに。7月はエアコンを節約することによる熱中症に注意
・電気代値上げによる熱中症リスクと保険(PayPayほけん)
▼民間の医療保険では、「熱中症特約」がついていない場合、熱中症は補償の対象外となる場合も
・【FP監修】 知っておくと安心、熱中症に備える保険(イオンのほけん相談)
▼今年も「PayPayほけん」が熱中症に備える保険の提供を開始。累計11.8万件と加入者を伸ばしている
PayPayほけん、PayPayから加入できる熱中症リスクに備える保険「熱中症お見舞い金」を今年も提供開始(PayPay株式会社)
▼新たにドコモも参入した。保険料金は1日80円からと、PayPayより安くなる場合も
・「ドコモの熱中症お見舞金保険」の提供を開始(株式会社NTTドコモ)
エキスパートの補足・見解
PayPayの登録ユーザー数は6400万人を突破、d払いも6000万人に迫るなど非常に多くの人が使っている中で、こうした決済アプリでは、買い物をするたびにアプリを開くという特徴があります。
このアプリ画面で新たな保険商品をアピールできれば、広告にかかるコストを大幅に削減することが可能になり、通常のネット保険よりもさらに安く提供できるという強みがあります。
PayPayとドコモのどちらも、朝9時までなら当日加入できるため、朝の天気予報を見てからでも間に合いそうです。また、できれば避けたい事態ですが、保険金の請求はアプリから手続きが可能で、保険金は金融機関の口座に「現金」で振り込まれます。
難点としては、スマホの小さな画面の中で細かい条件などをしっかり理解する必要があることです。最近ではペット保険が加わったように、特定ジャンルのシンプルな保険商品との相性が良さそうです。
QRコード決済から始まったスマホ決済のアプリも、いまでは銀行や証券との連携が進んでいます。保険を含め、さまざまな金融商品のハブとしての存在感が増していきそうです。