カルディコーヒーファーム 渋谷サクラステージ店テイクアウトコーナー「CAFE＆BAKES」の充実度が凄い

旅するパンマニア　片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国の美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く１万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは！」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。

カルディコーヒーファームが、JR渋谷駅新南改札直結の複合施設「Shibuya Sakura Stage」に初のテイクアウトコーナー「CAFE＆BAKES」を展開する店舗を2024年7月25日にオープンするというご連絡を受けたので、一足お先にプレオープンに行ってきました。

渋谷駅の新南改札を出たら右、突き当たりのエスカレーターで2階へ下るのが分かりやすい行き方かと思います。

カルディコーヒーファームの商品が並んでいるエリアをさらに奥に進むと、通路を挟んだところに見えてくるCAFE＆BAKESのサイン。一瞬、別店舗なのかと思ってしまったのですが、こちらはカルディコーヒーファームのテイクアウト専用のパン、サンドイッチ、スイーツ、ドリンクを販売しているコーナー。

「CAFE＆BAKES」コーナーでは、渋谷サクラステージ店限定のスイーツが新登場。もちろんパンも充実していて、奥沢のブーランジェリー「クピド！」のパンが約20種類、それ以外に入れたてのコーヒーやオリジナルドリンク、サンドイッチなども販売しています。

ざっくり情報を知りたい方はYouTubeshort（約30秒）をチェック

バブカ、ほうれん草＆きのこを実食

渋谷サクラステージ店限定のパンである「バブカ」は、ブリオッシュ生地に濃厚なジャンドゥーヤとほろ苦いチョコチップがアクセントになったパンで、1本2,000円、1/2本1,050円、1/4本600円とサイズを選ぶことが出来ます。

ちなみにバブカとはパンの一種で、19世紀初頭に東欧で作られたのが始まりで、ポーランドやブルガリアなどではイースターのお祝いとして食べられていたのだそうですよ。そんなバブカの人気発祥はニューヨーク。ベーグルもそうだけれど、ユダヤ系のパンってニューヨークで人気になること多いですよね…。

実際に食べてみた感想ですが、さくりと歯切れ良くそれでいてクラム（内側）はギュッときめがつまっているので食べごたえあります。焙煎したナッツ類のベースととチョコレートの混合物であるジャンドゥーヤが入っていることもあり、食べていると気持ちナッツな風味も感じます。チョコチップがたっぷり入っているのだけれどちょいビターなので甘すぎないところが良き。大人なチョコパンって感じです。スライスして紅茶や珈琲と頂きたい一品。

サンドイッチは「カプレーゼ」「モルタデッラ＆ズッキーニ」そして今回オーダーした「ほうれん草ときのこ」の3種類。アエーシなるエジプトではお馴染みのパンを使ったサンドイッチはカフェカルディーノ代々木上原店でも別の種類にはなるのだけれど販売している様子。ただ、今回の種類のサンドイッチがあるのは渋谷サクラステージ店だけなのだそう。

窯焼きピザみたいなシンプルながら香ばしさも感じるパン生地に、あふれんばかりの具材。しめじ、舞茸、エリンギ、ベーコン、ほうれん草を生クリームと合わせているようで、まず一口目にほうれん草の味がくるかと思いきや、きのこの旨味がジュワっと広がるのですよ。その後を追いかけるようにベーコンのジューシーさ、そして全体をつつむようにほうれん草のちょっとした苦みが良いアクセントになっていて、これ一つでかなり満足度高いです。

渋谷駅直結で利便も良く、こちらの店舗にしかないパンやサンドイッチもあるので、是非近くまで行った際には寄ってみて下さいね。