「乾燥そば」の値段が高い!安い!何が違うの?年越しそばの選び方のポイントを解説
年末になると、多くの家庭で楽しまれる年越しそば。そのそばには、乾燥麺、冷凍麺、茹で麺、半生麺など、さまざまな種類があります。今回は、手軽で日持ちもする乾麺のそばについてお話します。
乾麺のそばは価格に幅があり、1袋100円程度のものから500円程度のものまで様々です。では、この価格差の理由は何でしょうか。今回は、価格が高い乾麺と安価な乾麺の違いについて詳しく見ていきます。
価格はどれぐらい違う?
まず、乾燥蕎麦の価格差を実際の商品で比較してみましょう。
スーパーで売られている乾燥蕎麦は、例えば185円のものから500円のものまで幅広くあります。同じメーカーの3種類の乾燥蕎麦を例に取ると、以下のような価格設定がされています。
- 小麦粉が多い蕎麦:400gで185円(100gあたり約46円)
- 八割蕎麦:250gで298円(100gあたり約119円)
- 十割蕎麦:200gで298円(100gあたり約149円)
このように、小麦粉の含有量が多いほど価格が低くなっています。
なぜ価格が違うの?
次に、乾燥蕎麦の違いについて見てみましょう。基本的には、原材料に大きな違いがあります。
- 価格が安い蕎麦:小麦粉がそば粉よりも多く使われている
- 価格が中程度の蕎麦:そば粉が小麦粉よりも多く使われている
- 価格が高い蕎麦:そば粉のみを原料としている
そば粉は小麦粉に比べて高価なため、含有量が多いほど価格も高くなります。
【特徴】小麦粉が多い商品(低価格)
小麦粉が主成分の蕎麦は、そばの風味が控えめで、うどんやそうめんのような味わいです。初心者には食べやすく、喉越しも滑らかです。
【特徴】二八蕎麦(中価格)
「二八蕎麦」は、小麦粉とそば粉を混ぜたもので、そば粉が8割、小麦粉が2割の割合です。小麦粉が多い蕎麦よりもそばの香りが豊かですが、十割蕎麦に比べると食感は滑らかで歯切れが良いです。
【特徴】十割蕎麦(高価格)
そばの風味を強く感じたい方や、グルテンフリーを重視する方には十割蕎麦がオススメ。小麦粉が含まれていないため、そばの味がダイレクトに伝わりますが、食感はややボソボソすることもあります。茹で汁は「そば湯」としても楽しめます。
まとめ
- 乾燥蕎麦の価格はそば粉の含有量によって変わる
- 小麦粉が多い蕎麦は味わいが優しく、喉越し良好
- 二八蕎麦はそばの香りと滑らかな食感が特徴
- 十割蕎麦はそばの風味が強く、グルテンフリー。
これらの点を考慮して、自分の好みの乾燥そばを選んでみてくださいね。
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