ドジャースの「ロハスがヒットを打つと無敗」は途切れたが「ロハスが打点を挙げると無敗」は継続中
3月29日から6月26日まで、ロサンゼルス・ドジャースは、ミゲル・ロハスがヒットを打った24試合とも、勝利を収めた。ドジャースのゲーム・ノーツによると、このストリークは、ドジャースに限らず、1900年以降の最長だという。
6月28日に、ロハスが1安打を記録し、ドジャースがサヨナラ負けを喫したことで、ストリークは途切れた。また、この試合で、ロハスは、シングル・ヒットで出塁した後、ギャビン・ラックスの二塁打により、ホームインした。3月29日から6月24日まで、ロハスが得点を記録した試合は、16勝0敗だった。
一方、こちらのストリークは、まだ継続している。今シーズン、ロハスが打点を挙げた試合で、ドジャースは一度も負けていない。3月29日から6月29日まで、13勝0敗だ。
もっとも、こちらは、それほど珍しくないのかもしれない。ドジャースは、キーケー・ヘルナンデスが打点を挙げた11試合も、すべて勝っている。ストリークの長さは、ロハスと2試合しか違わない。
ただ、6月30日時点の勝率がドジャースより高い4チーム、フィラデルフィア・フィリーズ、クリーブランド・ガーディアンズ、ボルティモア・オリオールズ、ニューヨーク・ヤンキースを調べてみたが、10試合以上で打点を挙げ、チームがその試合に全勝という選手は、一人も見つからなかった。
例えば、ガーディアンズは、ボー・ネイラーが打点を挙げた試合で負けていないが、そのストリークは、二桁に達していない。9勝0敗だ。ヤンキースは、オズワルド・カブレラが打点を挙げた試合で11連勝中だが、ロハスやキーケー、ネイラーと違い、開幕からのストリークではない。7試合で7勝→2試合で2敗→11試合で11勝、と推移している。
なお、ロハスとキーケーは、2試合で揃って打点を挙げている。4月23日と6月6日がそうだ。ドジャースは、ロハスかキーケーが打点を挙げると22勝0敗(13試合+11試合-2試合=22試合)ということになる。
今シーズン、ロハスは、出場53試合で打率.297と出塁率.344、3本塁打と19打点。キーケーは、出場60試合で打率.208と出塁率.274、4本塁打と12打点だ。
ムーキー・ベッツが故障者リストに入った6月17日以降は、この2人が遊撃を守っている。ロハスが10試合とキーケーが2試合だ。このスパンに、ロハスは、出場11試合で打率.350と出塁率.386、0本塁打と5打点。キーケーは、出場8試合で打率.233と出塁率.281、0本塁打と1打点を記録している。