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【ガーデニング節約術】種まきからのお花の育て方【プロが教えるポイントとは】

mappysgarden園芸家

お花を種まきから育ててみたいけど、難しそう。種まきから育てたらとても安くたくさんの苗が育てられるので、憧れるけど何度も失敗した。

そんなお悩み解決します。

私は庭のお花を1000株以上毎年育てて節約しつつ、ガーデニングを楽しんでいます。

お花を種まきから育てると、たくさんの苗が簡単に安くたくさん育てることができますが、そこにはポイントがあります。

そのポイントだけ抑えればガーデニング初心者の方でも種まきから素敵なお花を育てられますので、最後までぜひご一読下さいね。

4月後半から5月に種まきがおすすめのお花

今の季節は初夏から晩秋まで咲き続けてくれるお花の種まきの適期です。

おすすめは

  • ジニア
  • ニチニチソウ
  • 千日紅
  • ケイトウ

上記のお花は真夏の暑さにも負けない、秋まで咲き続けるので、今種まきすると初夏から楽しめます。

種まきを成功させるポイントは発芽適温

お花には発芽適温というものがあり、その適温にいかに近い温度で種をまくかで全然違ってきます。

上記紹介したお花はほとんどが発芽適温が25度と高めです。春の寒い時期に撒いても発芽はほとんどしません。

発芽適温は25度でも20度程度の温度が一日中ある環境、例えば室内のリビングなどに置くと、発芽率は抜群です。

多くの初心者の方が発芽適温を調べずに種まきしてしまうのも経験談。

その場合は極端に発芽率が悪く、ほとんど発芽しなくて挫折しやすいです。

いかに発芽適温に近い温度で最低でも12時間以上置いて上がる環境を整えるかです。

簡単なのはリビングで、ほぼ適温に近い温度が長く続きます。

そこに、4日も放置すれば発芽率抜群ですよ。

種まきの方法

お花の種まきはばら撒きと言って、土のトレイにばら撒いても発芽はしますが、そこからの植え替えがとても面倒で大半のお花の芽をダメにしてしまいます。

おすすめは、セルトレーと言われる上記画像のような区切られた場所へ1粒ずつまく。

面倒でもこれが一番良く育ちますし、節約にもなります。

発芽後の管理

発芽してしまえば、発芽低温より日当たりが重要になります。気温が低くても屋外で、たっぷり日に当てるのがポイント。

発芽後も室内など日当たりが悪い場所に置くと、もやしみたいに徒長してしまいます。

発芽を確認したら日に当てるのがポイントです。

種まきから開花まではどれくらいかかる?

種まきからお花を咲かせるには、種まき後60日はかかります。双葉から始まり、本葉が出て徐々に大きくなって、蕾が出て、意外とガーデニング初心者の方が思うより時間かかると覚えておきましょう。

まとめ

お花は苗で買うと花壇などに植える場合とてもお金がかかりますが、種まきから育てれば300円で30株とか育てることもできます。

もちろん、手間や土代は必要ですが、とてもたくさんのお花を育てられて余ったら鉢植えしたり、様々な楽しみ方ができます。

種まきから育てる場合に、多くの方が失敗するのが発芽適温を調べていない事かもしれません。

発芽適温に近い温度で数日過ごせば発芽率葉抜群に上がりますし、とてもたくさんのお花が植え放題なほど育ちます。

ぜひこの春に初夏から秋のお花を種まきしてみませんか。

私のInstagramでも随時紹介しています。今年はジニア、ニチニチソウは種まき完了ですでに発芽しましたよ。

園芸家

イギリスの家庭の庭にあこがれガーデニングを始めて25年を超えました。 芝生とお花と薔薇があふれる庭づくり、園芸初心者の方にもわかりやすく経験談を発信しています。 ★PWスーパーアンバサダー ★Instagramのフォロワー3.7万人超え ★テレビCMに使われた我が家の庭です 超手抜きの芝生管理法はブログ記事で有名すぎ!

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